私が担当させていただく複数の「子の連れ去り」に関する訴訟を,共同通信配信の記事でとても詳しく紹介していただきました。
成長を見守りたいだけなのに…“連れ去り”で引き裂かれた親子 弁護士や自治体が手続きを指南か、「国際的に異常」という声も(47NEWS) - Yahoo!ニュース
諸外国では,①親が他方親の同意なく子を連れ去る行為は民事法上の制裁があるだけでなく,刑事罰が科されています。②さらに,他方親が子との親子交流を希望しているのにそれを拒否した場合も,民事法上の制裁があるだけでなく,刑事罰が科されています。いずれも,「子と一方親との触れ合いを拒否することは,子に対する児童虐待である」という理念です。
諸外国からどれだけ非難されても,日本ではそれらの行為を法律で規制しようとしないのです。それは,子を独立した個人としてみていないからだ,ということも,繰り返し指摘がされていることなのです。
上の記事で紹介していただいている複数の訴訟では,子を連れ去られて親子交流を拒否された結果,自殺された方のご家族も原告になられています。日本において子の連れ去りと親子交流について法規制がされていれば,そのような悲劇は起きなかったはずです。その意味でもご紹介していただいた訴訟は,きっとこの問題を日本で解決するための試金石(コーナー・ストーン)となると,私は信じています。