こんにちは
コロナウイルスの影響は引き続き大変ですね。
ビール業界でも、やむを得ない解雇など、悲しい話も出始めました。
新鮮さや回転の良さを売りにしているビール業界は、製造側から販売の飲食店まで含め、かなり悲惨な状況です。
ですが、つらいのは皆同じ。逆に将来に向けてプラスになりうることでも考えてみましょう。
1. 衛生環境・意識
個人的に一番プラスなのは、これだと思います。
日本は世界的に見て衛生面に優れた国だといわれますが、それはあくまで「衛生のインフラ化」の努力のたまものです。決して個々人の意識の高さゆえではありません。
そのため、手洗いやうがい、消毒といった行動が心理的に強制される環境になったのは良い変化だと感じています。
のどもと過ぎればなんとやら、でコロナウイルスの収束後は元通りということが大半かもしれませんが、一部の人たちは習慣づくでしょうし、特に飲食店や施設関連では、一度購入してしまった消毒用品等をなんとなく使い続けてくれると思います。
ウイルスや菌はコロナウイルスだけではありません。健康のためにも、ビールのためにも、衛生意識が少しでも続けばと願うばかりです。
2. 労働環境・働き方
テレワーク化、リモートワーク化が進みました。物理的に集合しなくてもできる仕事があるのなら、極力そうできるようになるといいですね。
会社に合わせて住居を考えたりすることなく田舎暮らしをしながらも大企業で働けたり、都心に通勤する疲労感をなくしたり、会社側も全従業員分のスペースを確保した家賃物件を維持しなくて済んだりといいことがありそうです。
もちろん、急ごしらえで始まった現在のテレワークには様々な限界があることでしょう。そこは、改善です。
さて、一方でビール造りのような工場仕事はそういうわけにもいかないですね。
ただ、タンク内のビールの状態を、液体を取り出すことなくチェックできる製品があるようです。
こういうものがあれば、ブルワーも休日をとることができるかもしれません。
3. 行政機関
かつてないほどに融通が利いています。
医療機関で手指消毒用に使えるものは医薬品や医薬部外品のエタノールでしたが、供給の不足により、酒造メーカーが製造する高濃度エタノール(基準はあり)も認められるようになりました。
→ https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000620807.pdf
また、これに合わせて、酒造業の製造過程で使用する消毒用エタノールに関しても、これらを使用することが認められました。
次に、休業要請に伴いお酒の在庫を抱えてしまった料飲店に対して、簡易な手続により期限付酒類小売業免許を付与するといった対応がなされています。
通常は、酒類販売免許を持っていない飲食店においてお酒を容器に入れて持ち帰らせる、いわゆるテイクアウト販売が認められていません。それを緊急的に認めることによって、廃棄されるお酒を減らそうという動きです。
→https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/kansensho/pdf/0020004-036_02.pdf
また、今後の展望として、製造してしまったものの売り先のない酒類に対して、混和を例外的に認めることも考慮されているようです。
これはビールのようなアルコール度数の低いものが日持ちしないことへの対応策で、ある種新しいお酒が生まれるかもしれません。
ひとまず最近の流れで書いてはみましたが、他にもいい変化があるかもしれません。
まずは、一刻も早いコロナの収束を願い、未来をよくすることを見据えて、ステイホームです。