
醸造指導をしていてまず聞かれることが3つ。
1.設備の使い方
2.レシピの書き方
3.税務署対応
ビールづくりはあくまで食品製造工場なので、本当は衛生管理や清掃についてまず聞かれたいけれど、そんなことはほぼありません。
ここが多分新規参入される方と現実の一番の差かな。
今回は1.設備の使い方について。
これについては、きいている側からしたら、いわゆるマニュアル的なものを求めていると思うのだけれど、これがなかなか難しい。
ひとくちに醸造といっても、いろんな方法があって、今もまだ新しい手法が増えたり、大昔のやり方を復刻させたり、あるいはミックスしたりとさまざま。
これをマニュアルに落とし込むというのはかなり厄介なもの。
例えば、定番商品が決まっていて、それのつくり方マニュアル、みたいなものはつくれるが、それってわざわざクラフトビールである良さを全否定することになる気がする。
だから基本的には、モノの原理を知ってもらうのが一番効率的で、発展性もすごく高い。
なんならマニュアルなんて読む前に、危険度のない水とかで実験してもらうのが一番いいね。
「安全に失敗して学んでください」
新規ブルワリーの方にはできるだけそういう指導をしています。