連休明けに、宮城県の海岸線にある七ヶ浜に被災地支援に行ってきました。

フェリーが着いた仙台港付近は、津波の爪痕が生々しく残り
自然の威力を目の当たりにしました。

今回は、タイの津波や、四川省の地震など、
世界中の被災地で活動している、トラウマの専門家である Ale Duarte 氏に同行しました。

その時の支援活動が、NHKワールドで放映され
その映像がYoutubeにアップされました。
下記のアドレスからご覧になれます。
ソマティック・エクスペリエンスでは、
「トラウマは出来事にあるのではなく、自律神経の調整不全によって起こる」と
考えられています。

子ども達の自律神経の調整不全を、”遊び”を通して、
調整していく様子が写っています。

「だるまさんが ころんだ!」

「パラシュートゲーム」

活性化した交感神経と副交感神経の再調整が、見事に織り込まれた”遊び”の中で
活性化した女の子や、凍りつき反応を起こしていた男の子が
短時間で変容していきました。

被災後、子どもたちは、「津波ごっこ」や、「地震ごっこ」をして遊ぶ・・・
そんな姿が多くみうけられるのだそうです。


「津波がきたぞ~」と叫ぶ子ども

大きな子は、小さな子をおんぶして走る 走る 走る
 

この遊びを何回も繰り返すのだそうです。

安全な遊びの中で、安全に”逃げる”ことを完了させている子どもたち。

それは、まるでプレイセラピーそのもので
彼らの叡智に触れた数日でした。