連休明けに、宮城県の海岸線にある七ヶ浜に被災地支援に行ってきました。

フェリーが着いた仙台港付近は、津波の爪痕が生々しく残り
自然の威力を目の当たりにしました。

今回は、タイの津波や、四川省の地震など、
世界中の被災地で活動している、トラウマの専門家である Ale Duarte 氏に同行しました。

その時の支援活動が、NHKワールドで放映され
その映像がYoutubeにアップされました。
下記のアドレスからご覧になれます。
ソマティック・エクスペリエンスでは、
「トラウマは出来事にあるのではなく、自律神経の調整不全によって起こる」と
考えられています。

子ども達の自律神経の調整不全を、”遊び”を通して、
調整していく様子が写っています。

「だるまさんが ころんだ!」

「パラシュートゲーム」

活性化した交感神経と副交感神経の再調整が、見事に織り込まれた”遊び”の中で
活性化した女の子や、凍りつき反応を起こしていた男の子が
短時間で変容していきました。

被災後、子どもたちは、「津波ごっこ」や、「地震ごっこ」をして遊ぶ・・・
そんな姿が多くみうけられるのだそうです。


「津波がきたぞ~」と叫ぶ子ども

大きな子は、小さな子をおんぶして走る 走る 走る
 

この遊びを何回も繰り返すのだそうです。

安全な遊びの中で、安全に”逃げる”ことを完了させている子どもたち。

それは、まるでプレイセラピーそのもので
彼らの叡智に触れた数日でした。
   
              チャリティーワークショップのお知らせ ◆


    4月23日~24日の2日間、ハコミ・エンパワーメントコース(マインドフル/気づきを深める)を


   東日本大震災のための チャリティー・ワークショップ として行います。


   ハコミセラピーのエクササイズの他、トラウマケアのためのエクササイズもご紹介して行く予定です。



        身体と繋がり、自分を落ち着かせるためのワークの時間を特別に取りたいと思います。



身体を感じ、そして静かに内なる自分に耳を傾けてみましょう。



   なお、このワークショップを通じて集まった参加費は、日本赤十字社に東日本大震災義援金として


   寄付されます。


                    詳しくは、日本ハコミ研究所 をご覧ください。


今回発生した東日本大震災のような大規模災害の後、被災者の心のケアに携わる援助者たちはどのようなことに気をつけるべきでしょうか?


援助者による適切な介入で、被災者のPTSDの発症を未然に防ぐことができるのです。


米国では、『トラウマ回復モデル(TRM)』という手法の効果が認められています。


世界中の大地震や津波など大災害の後、被災者の心のケアに携わった救援チームがこのTRMを活用し、非常に効果を挙げました。


TRMは身体をベースにしたトラウマ療法、ソマティック・エクスペリエンスから発展した手法です。


このTRMモデルを被災地支援に入る専門家に向けて解説したガイドラインを、トラウマリソース研究所のエレーン・ミラー・カラス氏がまとめています。


その日本語版のPDFファイルを公開します。


>>「トラウマ回復モデル 被災地支援のためのガイドライン」を見る(PDF)


震災の後に心のケアを必要とされている方が増えています。そうした方をケアする必要性に迫られている専門家の方々に、ぜひ参考にしていただきたいと思います。


【この文章は、ソマティック・エクスペリエンスのトレーニング一期生である臨床心理士/精神科医のチームによる翻訳です。監訳は同じく臨床心理士である藤原千枝子さんです。皆さまのご厚意により、この文章は自由に利用転載が可能です。ぜひご活用ください】