テレビ東京『午後のロードショー』 | LEO幸福人生のすすめ

LEO幸福人生のすすめ

幸福の科学一信者のブログです。
幸福の科学での学びを中心として、
読んだ本や、観た映画の感想などを書いています。
面白くて~わかりやすく、ためにもなるブログを目指しています!

平日の月~金の昼1時40分の枠に、テレビ東京が放映している映画の時間。 放送開始25周年だそうで、↓ こんな記事がありました。↓

テレビ東京『午後のロードショー』番組Pの覚悟「最後の砦になってでも映画枠を守り抜く」


地上波放送の映画枠が無くなってきて久しいですが、最後の砦となっても放送しつづけたい、とのこと。

むかしは映画館で公開時に観るか、そのあとでは、テレビで放送されるのを待つか以外には、映画を観る選択肢って無かったんですよねー。
だから自分も、子供の頃にテレビで、西部劇の吹替を観たり、洋画の面白い作品などを観て、映画って面白いなー、と思ったものでした。

初めて映画館で観た映画は、ディズニーの『ピーターパン』ほか日本のテレビアニメ数本と同時上映していたもので、このとき観た『ピーターパン』にあまりに感動して、また観たいと思ったものの、ディズニーアニメがテレビで放送されるなんてことは、ずーっと現実化しなくて、

もう一度観たのは、VHSで発売されたビデオを買った時、だったような記憶があります。20年くらい待ち続けてようやく、みたいな2度目の視聴だったかなーと。

そのくらい、観たい映画をふたたび観る、ということが難しかったし、

そうした困難さが解消されて、いつでも自分の観たい映画が観られるようになったのは、VHSビデオの登場以後ですからねー。
そうして、VHSビデオ → DVD → ブルーレイ、とメディアが変化してきて、ついにはインターネットで高画質の配信が出来るようになってからは、そうしたメディアでの購入すら必要がなくなってきた、というのが現状の流れでしょう。

インターネット配信サービスに月額で加入していれば、配信されている膨大な作品群の中から、その時々に観たい映画を選んで観ればよい。何もディスクで購入して手元に置いておく必要もない。

という時代になってきたわけですが、こうなってくると、テレビで映画を放送してくれたからこそ、その映画を知ることが出来た、その映画に出合った、という体験が無くなってきてるんですよね、最近では。

むかしは、その日に放送される映画は決まっていた。関東と関西では違うこともあったろうけれど、そうした違いを除けば、日本でその日にみなが同じ映画を観る、ということが映画のテレビ放送では起きていたわけですよね。これは上映中の映画以上に限定的な現象で、その日その時間に、みなが同じ映画を観る、という共通体験をしていたわけです。
だから翌日になると学校で、昨日の映画おもしろかったなー、こわかったねー、迫力あったねー、といった共通の話題にもなり得ていたわけで、振り返れば懐かしい。
かつて、そういう映画視聴の時代を生きてきた人たちは、そういう時代を懐かしむことが出来るかと思います。

いまは違いますね。
膨大な数、配信されている映画の中から、自分がその時観たい映画、いま話題になっている公開後間もない映画を選んで観る、みたいな状況になっている。
そうなると、各人は、観たくもない映画を観なくてもいいし、いつも自分が観たい映画ばかりを観ればいいとなって、嗜好が自分好みのものばかりに比重が置かれるようになって、その時に関心の無い映画は決して観ない、ということにもなるのでしょう。

かつては、別に興味が無い映画であっても、たまたまその日がその映画であったなら、これしかないから暇つぶしに観てみるかー、なんてこともあったわけだけれども、今のような配信時代には、そういった観方はほとんどする必要が無い。
自分の嗜好に合致したものを優先すればいい、その反対に、興味の対象外のものに触れて未知のジャンルに目が開ける、というチャンスはかえって失われているかもしれません。

などと、いろいろなことを考えつつ、

上記の記事では、テレビ東京の番組制作者が、テレビ放送ならではの3つの意義を挙げてくれていました。いずれも、なるほど、です。

1、余計な労力を使わずに“タダ”で楽しい映像体験ができる
2、テレビ局が作った吹替え版が楽しめる
3、“ながら視聴”のしやすさ


インターネット配信の映画でも、GYAOなど無料で視聴できるサイトもありますが、わたしが入っているAmazonプライムや、U-NEXTは無論タダではなくて、月額料金がかかっている。
Amazonプライムは、映画視聴だけでなく、配送料無料ほかのサービスもあって、それ込みで年額にしても格安料金なのでお得だと思いますけどね。

ながら視聴というのは、わたし、有料の映画視聴でもやっちゃってますが、映画を横で流しながらブログ記事を書いたりもしてるので、別にテレビ放送だから、ながら視聴が気楽に出来る、ということもありませんが、

2番目の、テレビ局によって違った吹替版が楽しめる、というのは、吹替版が好きなわたし的には非常に重要なポイントです。
数日前に、Amazonプライムの『アンタッチャブル』を観てたら、ケヴィン・コスナーが津嘉山正種さんの吹替じゃなくて、ショーン・コネリーも若山弦蔵さんではなくて、津嘉山・若山版は無かったっけ?と思って調べたら、
テレビ東京の『木曜洋画劇場』放送時には、この津嘉山・若山コンビの吹替で、しかもこれがブルーレイの特別版には収録されているそうなので、これを数日前に注文して、つい昨日観たばかりなんですけどね。

そしたら、上記のテレビ東京の記事。25周年記念で『午後のロードショー』で、今月28日に、この津嘉山・若山版の『アンタッチャブル』が放送されるそうです。

まじで!!(苦笑)

まぁ『午後のロードショー』はCM連発で、やたらと途中で切れるので、ブルーレイ版を持ってて正解!だと思ってますけどねー。あまりにも買ったばかりで数日後の話なんで、まじでか!って思わずにはいられない。

わたし、こういうことが、わりとよくあります。


それはともかくとして、テレビ放送で吹替映画を数多く観てきた自分としては、いまでも、あの時観たあの映画は、あの人の吹替で観たいなー、と思ってときどき、その吹替収録のブルーレイやDVDを今でも購入しますし、

そもそもそうやって、テレビ放送で映画に出合えた、かつての時代を懐かしく思わずにはいられないんですよね。
なので、テレビ東京さんには今後も頑張って『午後のロードショー』を放送し続けてほしいと思いますね。
この『午後のロードショー』で初めて知った素晴らしい映画、というのにも数多く出合ってきましたし、いまでもときどき、この放送枠のものを録画して観ることがありますからね。

https://www.tv-tokyo.co.jp/telecine/oa_afr_load/

↑ 来週放映予定の映画のラインナップ。スピルバーグの『ジョーズ』もやるそうです。これは初見でテレビ放送を観たときは、本当に怖かった。『エイリアン』と並んで、二大恐怖の映画体験ですね。