今住んでいるところとは全く違う地域に、家を立てることになった。

考え始めて1か月足らず。

いくつ目かの業者さんに土地を見せてもらってから、予想外に

トントンと色んな事が決まっていきつつある。

 

候補地をぷらっと見に行くつもりが、予算の都合上、別の土地を紹介されて、

その日中に決めてしまった。

自分でも正しい判断なのか分からないけれど、ご縁なんてそんなものなのかも知れない。

 

契約金の支払いに行く朝。

前々夜に下ろした50万円の所在が不明になった。

その夜は契約が急に決まり、子連れでの外出が夜にまで延び、疲労困憊だった。

遅くなったが、契約に備えてATMでその一部のお金を下ろして帰った。

普段の私なら、帰宅してきっとお金関係の場所に移し変えているはず…

翌日は一日中頭痛で、お金は触っていなかった。

 

可能性のある所を調べても無い。

何より、前々夜にお金をどうしたかという記憶が無い。

朝出したゴミに混ぜていたりして…という不安も頭を過る。

約束の時間は迫ってきている。

焦りと落胆。

久々にかなり取り乱した。

担当さんに連絡を入れるよう主人に頼んだ。

 

慌てて自分のお金を下ろしに出かけた父が帰宅する直前、私の50万円は見つかった。

いつもの場所に、ビニール袋に入れてあった。

普段は封筒に入れるのに。

見慣れないものに包まれ、お金と認識されず、奥へ奥へと追いやられていたようだ。

 

主人が担当さんにかけた電話は全然つながらなかったらしい。

主人からかけても、向こうがかけ直してくれても、すぐに切れたそうだ。

初めての経験であるらしく、「自分(私)のせいだろ~」と笑っていたが、

私はそれは正しいと感じている。

 

仕事をしていた頃、受けた電話にパニックになりながらパソコンを触ると、

固まったり、画面が消えたりすることもあった。

息子の事で主人と激しく衝突した時は、換えて間もない電球が切れたし、

給湯機が勝手に温度設定の変更を喋りだした。

 

気の力が大きいのかもしれない、と教えてもらったことがある。

ある程度コントロールできなければ、その力は害にしかならないのかもしれない。

意味があってその力を授かっているのなら、適切に使えるようになりたい。