地鎮祭を行った。

家族4人で米、塩、酒を撒き、これからお世話になるご挨拶と、新居建築のお許しが欲しいこと、

家族と建築に関わって下さる方々の健康や安全を祈っただけ。

厚かましいけれど、私は見ず知らずの神主さんにお願いするより自分でやりたかった。

もちろん、予算の都合や日取りにこだわりたかったという事情もある。

 

新居を建てる土地は未整備なため、雑草だらけだった。

来月にはこの子たちも全部無くなるんだなぁと思うとしんみりしてしまった。

何種類か花をつけた可愛い子たちもいて、そのなかでも1種類に惹かれてしまった。

 

名前までは知らなくても、私は植物には割と詳しい方だ。

でもその子を知らなかった。

見たことないのかもしれない。

どうせなら、連れて帰ろうか…

地面が固くて根っこは抜けずに千切れた。

ホテルに戻って水を入れたペットボトルに挿し、家に連れ帰った。

 

ハツユキソウ。

特徴からすぐに検索できた。

葉や茎を切った時に出る汁は、炎症を起こすなど毒性があるらしく、長女は嫌がっている、

果樹が大好きな私には珍しく、乳白色と穏やかな緑の美しい葉に癒されている。

(パッと見花に見えるのは葉)

5日程経過した今も、シャンとしてままでいてくれている。

 

昨夜、急に気になって花言葉を検索してみた。

 

<祝福・穏やかな生活・好奇心>

 

母から離れることで、心穏やかに生きたい私が、好奇心から連れ帰った植物からもらった言葉。

土地の神、山の神、海の神…祝福をいただいたと思って良いのだろうか。