4歳の次女は最近「死ぬ」という言葉を覚え、時々しつこいくらいに

話したり質問してきたりする。

 

6月に主人の帰省を兼ねて、子供たちは義実家に。

私はその隣県に短い一人旅をさせてもらった。

どうやら義実家で義父の遺影を見て義母に説明を受けたようで、それ以来

「じいじは死んで焼いた」「〇〇ちゃーん、ってずっと見てる」等と

よく口にするようになった。

義父は主人の院生時代に亡くなったため、私も面識がない。

 

昨晩も幼稚園でもらってきた恐竜の絵本を見ながら、「恐竜は死んだ」

などと口にはしていた。

長女と二人で寝室に行かせてもなかなか寝ず、結局私が洗濯を干し終わる

23時頃まで起きていた。

 

一人時間は諦めて、寝る支度をして娘たちとのベッドに横になると、

どんなタイミングであったかは忘れてしまったが、また次女が「死」に

関する話をしてきた。

「ママが死んだらどうなるのか」のような内容だった気がする。

そして、「天国に行ってあなたたちをずっと見守っている」という

回答をした気がするが、「ママはいなくなるの?」という更なる質問に困った。

 

「死んでしまっても魂は生き続ける」とか「見えなくなるだけでいつも一緒だ」

とか、この数年間で飽きるほど色々と本やブログで読んできた情報のど真ん中、

そして現在の自分の中での常識を話したつもりだったけれど、次女には通用しなかった。

「ママと会えなくなる」とか「寂しい」とか、そういうことを言いながら泣き出した。

 

予想外の展開に慌ててしまった。

なぜなら次女は私にとって、まだまだ赤ちゃんだから。

家族だけでなく、お友達や先生からもそういう扱いだったりする。

低身長の丸い顔、丸い体。人に頼りがちな甘えん坊。

年度末生まれなので幼稚園で逞しく育ってくれると思いきや、同級生は妹扱いしてくれ、

結局赤ちゃんぽさが抜けないまま今に至る。

 

「ママは死なない」とは言えないし、「何十年後の心配より今を楽しもう!」とかも

幼児に伝えるにはちょっと…上手く回らない頭で必死に、「ママが天国に行く頃には

すごくおばあちゃんになっていて、〇〇ちゃんにも子供とかその赤ちゃんとかもいるから

全然寂しくないよ!」と伝えてみたけど、続・号泣。

 

こういう時、どう答えてあげれば良かったのだろう。

長女にはこういう時期が無かった…というより、長女がこのくらいの頃、私は息子との

別れから日が浅く、一日一日生きるのに精いっぱいだった。

長女の話はほとんど上の空で聞いていたんじゃなかろうか。

もしかしたら「死」が気になっていたかも知れないし、そうでなかったかもしれない。

気になっていても私に尋ねられる状況ではなかったのかもしれない。

 

次女が思っていたより繊細なのか。

それとも、「死」や「死後の世界」について何らかの事情で人より興味を持ってしまって

いるのか。

このくらいの年齢の子は一度はそういう疑問を持つものなのか。

分からないことだらけだが、できるだけ寄り添えるように努めたいと思う。