台風は海水温の高い海域を進むと、どんどん発達し気圧も下がり
やがていくとこまでいくと 「猛烈な勢力」になる。
とっても強力になった台風は 中心に向かって ものすごい勢いで空気が流れ込むため
強風を伴い 大きな被害が出る。
でも一方で その降水は農作物を育てるものでもある。
このことは人間にも当てはまるように思えてならない。
『猛烈な勢力の人』は 非常に強い「気」の力というか、エネルギーの強さを生まれつき持っている。
何か特定の分野で秀でた才能があったり、情熱的であると同時に 一面ではすごく変わり者だったり、困った癖があったり、我が強かったりというアンバランスさも持っている。
それでも強力な魅力も発しているので、常にその周りにはその魅力に心酔している人たちがいる。
『猛烈な勢力の人』はたいてい とても過酷だったり、数奇な人生を生きてきている。
あり得ないような事件・事故・アクシデントに巻き込まれたりもする。
その人生経験が また 彼らの魅力をいや増しているのだ。
これを「カリスマ的」という言い方もできる。
僕はどうも猛烈な勢力の人との遭遇率が高いようだ。
そして最初の頃は そのエネルギー に魅惑されて とうとう自分を守ってくれる存在と出会ったと思うこともあった。
『猛烈な勢力の人』は僕を可愛がってくれることが多かった。
彼らがリーダー・グルタイプだとすれば 僕は従順な弟子タイプに見えるのかもしれない。
しかし、僕は依存心が結構強いと同時に 独立心も変に強いために 蜜月の期間はそれほど長くは続かない。
自分自身の心の声に忠実であろうとすれば 自然と距離が出来て 彼らは 僕の人生を通り過ぎてゆく。
そもそも台風と一体化することなどできない。台風はやがて 通り過ぎ 衰え 熱低に変わってゆくものだ。
それを見送るのは、少し寂しくもある。
それでも そのあとには 彼らが 僕の中に残してくれた恵みが 確かに残っている。
この世界にはカリスマ的だが、あとに破壊しか残さないような『黒い嵐』のような人もいるかもしれない。
でも 僕が出会った人たちは アンバランスであっても根底には 愛そうという意志とか 愛されたいという願いを持つ人たちだった。
彼らは変わり者で そのエネルギーでまわりをかき回す ちょっと困ったちゃんかもしれないが 一生忘れられない人々だ。
さんさんと降り注ぐ太陽のような安定感はないが、アンバランスさと風変りさで人間的な魅力を放っている。
もしも いつも晴ればかりだったら、、、
暴風雨のような彼らの濃いい生き様がなければ、、、
僕は人生が これほどいろんな可能性に満ちて 破天荒でもありうることを学べなかったと思う。
「猛烈な勢力の人」は自分自身であることの大切さについて
僕に教えてくれる。
風雨の中を歩いて 多少かすり傷はついているが それもいつか 恵みに変わるだろう。