タカシ  順調に仲間は増えている。リアランドに戻り、今以上の頑張りで仲間を増やしてくれ。

子供達  はい!

       魔王と子供達、出て行く

       覗いていたモジャ・ツルリン・カッパが出てくる

モジャ  こりゃあ、まずいことになったね。

カッパ  元はと言えば、レオン博士の野郎がドリームチップなんぞ発明するからこんなことに

     なったんだ。

ツルリン よく言うよ。レオン博士に先を越されたからって、プライド捨ててドリームキャッチ

社の専属技術者になったくせに。

カッパ  うるせえハゲ。

ツルリン 誰がハゲじゃこら。

カッパ  どこからどう見てもツルッツルのハゲ坊主じゃねえか。

ツルリン 言っておきますが、現実世界では髪の毛ボッサボッサですから。

モジャ  でもツルリンも腐った会社の腐った技術者という点では同じじゃない。

ツルリン 誰がツルリンじゃこら。

モジャ  どこからどう見てもツルッツルのハゲ野郎じゃねえか。

ツルリン だから、夢の世界ではハゲだけど、現実の世界では髪の毛ボッサボさですから。そこ

んとこ、ちゃんと理解しておけよこのモジャ野郎。

モジャ  誰がモジャ野郎じゃこら。

ツルリン どこからどう見ても暑苦しいモジャオヤジじゃねえか。

モジャ  俺、現実世界ではハゲですから。そこんとこよろしく。

カッパ  ・・ハゲとかボッサボッサとか、それはそれで置いといて、今の見ただろう?夢がね

     じ曲がっちゃってるよ。

ツルリン 誰かがプログラムを書き換えているんだよ。

カッパ  レオンの野郎か・・・

モジャ  違うと思う。

ツルリン おまえさ、何でもレオン博士に対抗意識燃やすのやめた方がいいよ。みっともない

     から。

カッパ  このネバーランドの構想はもともと俺がドリームキャッチ社に提案して、依頼されて

いた仕事なんだよ。それを横取りしやがって。

モジャ  ということは、元はと言えば、おまえがネバーランド構想なんか提案するからこんな

ことになったんじゃねえか。

カッパ  ん?

ツルリン 確かに。おまえのせいだ。

カッパ  俺は、ただ本当の夢の世界を創りたかっただけだ。インターネットで全世界は繋がり、

     文字や画像で見知らぬ人々と容易く会話ができるようになっていたものの、所詮は

     パソコン上での出来事。そんなの何か寂しいじゃないか。夜遅く仕事から帰ってきて、

     本当は眠いのについついパソコンの電源を押し、ついつい誰かと繋がりを持ちたくな

     る。俺はそんなサラリーマン達に本物の人と人の繋がりを持って欲しかった。夢の中

     でなら内気な人も自分らしく話せるかもしれない。技術だけが進化した人間社会、せ

めて夢の中だけでも癒されてほしかった!ただ希望を持ってほしかった!ちょっと

他人の夢を覗いてみたかった!盗聴してみたかった!女子大生の部屋を覗きたい!

ツルリン ちょっとちょっとちょっと。

カッパ  ん?

モジャ  説得力ないわ。

カッパ  そうか?

モジャ  それに、よく見たらおまえが一番変な頭してるぞ。

ツルリン ハゲてるしモジャモジャだし。

カッパ  ハゲてりゃいいってもんじゃねえんだよ。長けりゃいいってもんじゃねえんだよ。

モジャ  ハゲてて長けりゃいいってもんでもねえだろ。

       金城が入ってくる

金城   あの~。

カッパ  何だ?

金城   あ、カッパだ。間違いない。

       カッパ、金城を殴り飛ばす



⑮へ続く