TV Bros.誌より転載 「たねマンの話2」 | たねマンのブログ

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FRPマスクの男、“たねマン”のブログ。ヒーローとは…と、
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どうも、坂本です。今回は巻頭の特撮特集に合わせて、急遽2月29日発売号で語った「たねマン」の話の続きを…

たねマンとは、坂本が趣味で勝手に作った仮面の男です。

「自分だけのFRPマスクが欲しい」という、ちょっとどうかした理由で誕生した仮面の男は、生まれて間もなく様々な「仮面を被るという事」の意味や責任と直面し、苦悩しました。

人は、仮面を被った者に、大義を背負って何かと戦うヒーローである事を期待するのです。そんな世の当たり前に対して、たねマンの素性はあまりにもいい加減過ぎたのでした。

たねマンは、その事実と存在のギャップに苦しみました。

「自然にしていては、居るだけで人を(期待を)裏切ってしまう。どうしよう。来てみたかった仮面の向こう側とは、なんて不自由な世界なんだ…」と。

そんな時、たねマンはあるブログで衝撃的な画像を目にしました。それは、面をずらし、顔を丸出しにして笑顔で携帯をいじる、あるドーラー(FRP製の面と着ぐるみで、二次元美少女になりきる人)の写真でした。

「こんなのアリなのか!?ドーラーって、中でも色々厳しい縛りがある世界なんじゃないの?何だこの人、自由か!」たねマンは思わず、いつになくしつこいツッコミの声を上げました。
「“着ぐるみスト・みーな”か…この人に会いたい。そうすればきっと何か…」たねマンは思いました。

スペースがないので、その過程についてはごっそり端折りますが、たねマンはその後多くの冒険をし、ドーラー、毛ぐるみ、ローカルヒーローと、様々な「被る人達」と出会い、その精神に触れました。すると、たねマンの中で何かがとても楽になりました。

そしてたねマンは…相変わらず大義は持っていませんが、結果としてやっている「苦悩と成長」が一応ヒーローっぽいので、その言葉を胸に、今ではそれなりに無理なく頑張っているそうです。めでたしめでたし。

みんなで、たねマンを応援しよう!(声:大平透)

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