大激作展が終了して既に一週間。まだアップしていませんでしたので、僅かですが紹介したいと思います。
百花繚乱の見事な作品ばかりなので、独断の価値基準でピックアップしたことをお断りしておきます。
まずはレベル1/40のエイブルドッグ。飛ぶこと以外は何でもできると豪語したあのキットです。
2回作って2回ともギクシャクしか可動しなかった私のモデルとは大違い。パコ、パコ、シュっと主脚からエアブレーキまでがスムーズに動くさまは圧巻!!
エンジンカバーもヒンジ部分にピンを通すことで、閉めるとカウリングが面一になるのも抜かりありません。
モデルがどうの、塗装がどうのと言う前に、圧倒的な大きさにまいりました。
そして、ここまで仕上げた気力と技量の高さに、ただただひれ伏すばかりです。
そのコントラストが違う銀の奥から、高熱で焼かれた銀のグラデーションがまるで絵画のように表現されたアルバトロス。
機首の長さやバランスが違おうと、このモデルの価値は何ら変わりません。
元キットを知っている方ならこれがどれほど面倒なのか、すぐわかるはず。
出来上がったこのキットを見せられた私は、「作る人が作ればこんなに素晴らしいモデルになるんだ」とつぶやくことしかできませんでした。
ただでさえ完成キットを目にすることが少ないうえに、3箇所のプロペラがタービン音と共に順番に回るさまは見飽きることがありません。
そして意外だったのが機首周りの形状がバスのように四角いこと。
これは横写真ばかり見てきた結果、勝手なイメージが私の中できていたのだと思います。
最後は来年のJAJA展示会に出せるモデル候補として見つけたプラッツ1/72のT-1。これが素晴らしく良くできていて、この方の技量の高さを思い知らされました。
隣りに記念塗装のT-1もありましたが、今回は標準塗装が優先されます。本当は真っ白のT-1だったら良かったのですが、モデラーさんやメーカーさんを考えれば、まず作らないでしょうね^^;
来年は同じ会場で10月12日(土)13日(日)に開催されます。
そのテーマ機を何にするか?明日の例会で話し合うことになっていますが、さて何になりますやら。



