宅間海軍航空隊跡に行ってきました(2022.10.21) | 新・駆け出しジイジのブログ

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故郷の祭りがコロナの影響で担ぎ手を半分にするとか、町中は担がず引っ張るだけとの話から、今年は同じ県内にあった宅間の水上機基地へ行ってきました。

 

その存在を後世に伝える石碑が海を見下ろす高台に立っています。

海沿いを歩くと零式三座などの水偵が転がったすべりや

二式大艇など大型機が転がったすべりが今も残っていました。

残念なのは、そのうちの一つが斜め部分をかさ上げされて船が接岸できるようになっていること。

それでも4つのすべりの内、3つはそのまま残っていることを考えると、貴重な歴史遺産であることは間違いありません。

その中でもっとも幅が広いすべりがこちら。

77年という月日は、すべりの一部を剥ぎ取り

波打ち際にはフジツボや海藻が浸食しましたが、

角度を工夫すると、現役時代をほうふつとさせてくれる姿を見せてくれました。

現在、九州の鹿屋で展示されている二式大艇は、ここ香川の宅間から横浜の根岸まで飛んだのですから、どちらにも関係する私には何かの縁かもしれません。

<横浜の130年より 根岸にあった飛行艇基地>