今日はもう一つである、F-106(マルロク)初遭遇のおはなしです。
前日に降りていたというのは後になってから分かる話で、当時そんなことがあったとはつゆ知らず出かけた1970年4月16日。
いつものようにドライブイン屋上で写真を撮っていた時、見慣れぬ機体が転がってきた。
当時は迷彩が浸透し、グレーのデルタ翼はおかしいと思ったが、直ぐにそれがマルロクだ!!と分かった。
飛来した機体はこの57-0246以外に
57-2475
(機首の青いシェブロン無し)
57-2485
(機首の青いシェブロン有り 尾翼の青が他機より濃い)
57-2494の4機だけ。
(機首の青いシェブロンに白文字があるが判読できず。パイロット名を記入しているとの話あり)
午前と午後に時間差を置いて2機ずつ上がったので、午前のF-106が上がったとの連絡を受けた人々が駆け付けた午後のドライブインは多くの人で埋まった。
結果2機は撮れても4機撮れた人は少なく、ましてカラーは彼以外で大ベテランのお一人のものしか見たことがない。
ただし大学のガイダンスをすっぽかした代償が、あとあとそのツケを埋めるのに苦労することになるとは、夢にも思わなかったのでありました^^;
写真はAGC発行『私のアルバムから(下) 掲載写真をトリミング』
このドライブイン屋上の人ごみの中に彼がいる。
現地で見聞きすることしか得られる情報がなかった(少なかった)時代、ワンチャンスに出くわすことは偶然しかなく、それを何度かものにした彼は強運の持ち主としか言いようがないのであります。