前作の『霧雨のエプロンをタキシーアウトするコニー』から次の絵に取り掛かります。
この絵の最大の問題は、太陽の位置と朝焼けの場所が違うことです。
どういうことかと言うと、ビルにあたる光から太陽は右にあることが分かります。
しかし背景の朝焼けは右よりも左の方が赤い面積が広く描かれているのです。
これは太陽に照らされている方向が赤くなるだろう、とした私の勝手な思い込みです。
今更ながらその間違いに気づいたのは、窓から入ってくる朝日。
東の窓に見える太陽の周囲は赤く、その反対側となる西の窓はまだ夜の空が続いているのです。
そこでまずは背景の空からスタートしました。
右を赤く、左を青く修正です。
画像で見るとさほど違いは感じませんが、肉眼で見るといい感じで違いを表現できたように思います。
次回は気になっていたマンハッタンの影部分が単調なので、上から色を重ねる予定です。



