前回の絵を見直してみると、タワーからこぼれる光が気になりました。
というのもこの青白色は蛍光灯やLEDならともかく、当時は白熱球ですから暖色だったはずです。
だからといってタワーをぼかした後の絵の具が乾いていませんので、色を乗せられません。この青が黄色系と混ざり合うと緑になってしまうからです。

それでも別の絵が描きたい気持ちを押えられません。そこでキャンバスは、以前描いていたものを使い回しすることにしました。
今まで描いてきた時間と手間はプライスレスであり、新しく買い直しても大した金額ではないので迷いましたが、それでも塗りつぶそうと決めたのは、できるだけ物を増やさないという一点からです。

F40号(1000×803㎜)が1枚のままか、2枚になるかは、終活が身近になった私には大切な判断基準なのです。
まだ以前の絵が隠れきれていませんが、これで乾いてくれるのを待ちたいと思います。

このキャンバスは12月か来年に再登場予定です。