一昨日、高荷氏の展示会について紹介したところ、貴重なお話を頂きましたので彼の作品を初めて見ることができた、前橋の展示会を紹介します。
そのとき使われたポスターで、船体下に高荷氏直筆のサインが入っています。
勿論、この原画も展示されていました。

ポスターの大きさが分かるように、タミヤ一式陸攻の箱を置いてみました。
船名は分かりませんが、撃たれた砲弾によって水柱が壁のように囲まれる中、一斉に魚雷を発射する姿に、生死を分ける緊張感が伝わってきます。
文章がなくても、多くのことを想像させてくれるのが高荷氏の魅力です。

戦車はこれだけでしたが、何と安定感のある構図でしょうか。
軽い書き込みにも関わらず、キャタピラの重さが感じられるのですから凄い方です。

右下に作画日が2008年3月21日と記されています。
少年サンデーに使われた恐竜の原画で、薄く彩色がされていました。
横に長いのは幾つかに折られたため、と思われます。

「1968年(昭和43年)少年サンデー21号、引出口絵」と附箋が貼ってありました。

最後にニチモの隼は、高荷氏の手によるものとご教授頂きましたので、ここに訂正しておきます。
ありがとうございました。