東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開かれている『レオ・レオーニ展』に行ってきました。
彼の作品は、ややもすると異端児として扱われるであろう主人公が、実は本質を生きていることに気づかされるのが魅力です。
その作品がねずみのフレデリック(みんなが働いているとき彼は色を集め、光を集め、言葉を集めている)であり、
ワニのコーネリアス(生まれたときから直立歩行ができた)であり、
スイミー(赤い魚の中にあって、彼だけが真っ黒な姿)でもあります。
それらの挿絵は主人公のキャラクターの魅力と共に、手間暇がかけられた作業によって作られたことが原画を通して感じることができました。