P波とは。
主に心房の興奮を反映する。
正常値)幅:3mm(0.12秒)未満
高さ:2.5mm未満
心電図を読むときレートと共にまず見る項目
→一番P波が見えやすいⅡ誘導に注目
(だからモニターもⅡ誘導)
まず見るのは→調律を見るのに役立つから!
<P波で見る調律>
Ⅱ誘導で
①QRSに先行するP波が陽性(上向き)
このようなとき洞結節で発生した刺激により生じた心房の興奮とみなされる
つまり洞調律
②Ⅱ、Ⅲ、aVFでQRSに先行するP波が陰性(下向き)
PQ時間が0.12秒以上→冠静脈洞調律
PQ時間が0.12秒未満→房室接合部調律
③QRSにP波が隠れてる
パット見なしなので、Af1との鑑別いるが、リズム整なら
→房室接合部調律
④逆行性にP波
→房室接合部調律
つまり、房室接合部調律(junctional rythm)の3パターンは
② ③ ④
⑤Ⅰ、V6でP波が陰性(下向き)
→左房調律
*冠静脈洞調律や左房調律などの洞結節以外からの調律を異所性調律という。
ほとんどが自律神経の影響で病的意義はなし。
<P波で見る心房の拡大>
①右房拡大
Ⅱ、Ⅲ、aVFでP波の高さ(振幅)が2.5mm以上
②左房拡大
Ⅰ、Ⅱ誘導でP波の幅が3mm(0.12秒)以上
V1誘導で前半陽性、後半陰性の2相性になる。(陰性部分1mm以上)
左房拡大の進行で、後半の陰性が深く広くなる。
週刊医学会ニュース
飯塚病院 生理機能検査室

