スピーカー修理日記 -89ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

2ヶ月前から3度目の修理になります、変わったスピーカー 。PM3のお釜に入ったPM2のような・・・。原因はほかにあった!調整して返してもしばらくすると問題が・・・。気が付けば、ウレタンエッジは辛うじて落ちていなかったのですが、ウレタンダンパーがダメになっていました。エッジとダンパー交換ですね。

ちょうどPM6が来ていたので、おかしな所を比較して写してみました。

pm2vspm6 PM2左とPM6右

上の磁気ギャップを比べてみてください。変でしょう左のPM2のギャップ広すぎるんですよ1.8mmあったんです。通常の2倍以上の広さ。う~ん正直言って、こんなにギャップのLOWTHER見たことないです。やっぱり変!!
もう少しアップで写したかったのですが、これ以上デジカメが近づくと強力な磁気の影響を受けちゃんと写らないんです。

Mcintosh 036057-8217

036057-8217 30cm

修理後、スピーカーを測定中エッジの仕上がりを見ながらQ氏が「腕を上げたんじゃないの!」・・・。嬉しいじゃないですが、師匠に誉められるなんて!確かに我ながら良い出来!特に先々週のInfinity12本1日で・・・っていうのが効いたかもしれません。12本ですが、始めの2本の仕上がりが気に食わずやり直して、あの時は1日で14本修理したんです!

んで、このマッキンのスピーカー普通に特徴も無く、・・・って思っていると良く見るとセンターキャップ以外、AR3aにそっくりって思えてきて、コーンの風合い、手触り、厚み、大きさ30cm、エッジ幅まで・・・。マッキンのスピーカーもそんなに多く修理に来ることは無いのですが、他のオーナーの方はどーやって修理して使っているのでしょう?

なんと毎日更新を続けて今日で1年になります。この1年で約6000件ものアクセスを頂きました。どこまで続くのかわかりませんが、今後も毎日頑張って行きます。

修理に使う変ったカッターナイフ!

cutter

前にも書いたようにスピーカーの修理にはカッターナイフをよく使い、1本のスピーカーで1・2本の刃を使います、その度に刃を交換していると、効率が悪く作業も進みません。そこでこのカッターナイフは5本の刃が装着出来、1本終わると次、次・・・と非常に便利なのです。やはり職人は良い道具ですね!

MAGNAVOX 580069-1

MAGNAVOX580069-1
ホーンのサイズはW270mm x H100mm x D280mm

目に付いたのは、発泡スチロールにテープで封印!今まで見たことのない構造。JensenのOEMらしい。音もなかなか良く申し分ない。ホーンとドライバ部分が一体構造になっている。
何故か昨日、急激にアクセスが増えビックリです。そして明日はblog毎日更新1年です。

SONY 140A 003

sonyhei

久々にSONYの平板スピーカーが修理に来た、しかしこの型式は始めてかも・・・!マグネットが1つのタイプ、コーンはアルミハニカム板、そしてコーンとボイスコイルをアルミパイプ4点で支えている構造。正面からコーンを見る限りマグネット4個の高級タイプと同じように見える。廉価版って事ですか?

LOWTHER PM6

pm6mm

調整で来たようですが、かなりシビアになっているようです・・・。

それより箱の中にスピーカー以外の緩衝材?下記の写真。

omake

とても良いお土産ありがとうございます。時々あるんです、修理に喜んでいただけるのが一番。早速Q氏と頂きました。・・・2人共飲まないもので、おつまみを・・・!

JBL E140

e140 38cm

「コイルをコスっていて、自分でちょっとエッジを切ってみたのですが・・・」の電話の後、送ってこられたんです!全然ちょっとじゃないですって!切るっていっても、もうすこし切り方があるじゃないでしょうか?ダンパーも切断されていて・・・。原因はマグネットの中央にあるゴミ除けのウレタンがボロボロにはがれ落磁気ギャップに入りコイルをコスっていました。・・・と原因は単純だったんですが、このエッジの切り口では跡が目立って!(写真は修理済みでも接着剤が・・・)

JBL LE15A

le15ag 38cm

エッジを切るのがもったいないくらい綺麗なスピーカーですが・・・!エッジが例によってカチカチ、石のように硬くFoも100Hzと異常な状態。これではウーハーでは使えません。ゆとりの低音が売りのLE15Aもだいなしじゃん。エッジ交換後Foは15Hzでした。これでこそLE15Aですね!ちなみにJBLがユニット特性で公表している特性グラフなどは全て初期の物の特性で、つまりこのエッジが発売当時はやわらかく低音も出ていた頃の物・・・その後ウレタンエッジに変わったのですが公表されているデータはそのままです。LE15A以外にもLE8T・LE14Aほか途中からウレタンエッジに変わっても初期の特性のみ公表されています。同じじゃないでしょう?

2日目にも書きましたが、ミッドレンジ合計24個、ツィーター72個

midhai

写真左正面、写真右は背面。この中高域タワーはBOXではなく板状でした。Infinityはこのフィルムの高域の音が良く有名になったらしいです。

昨日書いたウーハーのハムの事もあり、マルチになった経緯を聞くと「ウーハーからハムが出るようになりオーディオ屋さんに相談するとアンプを修理するよりチャンネルデバイダーとLINNのアンプを追加してマルチで使った方が・・・」ということらしいです。

オーディオ屋さんは儲かって良いけど、お客さんはあまりにもかわいそうで・・・。

902-3102

写真右のウーハーのエッジの接着剤もオーディオ屋さんで7,000円かかったそうです。ウーハーユニット取付中に下を見るとBOXの足にも接着剤がたれていました。チューブから絞りながら作業したのが手に取るようにわかります・・・ムラムラ!もう少しやりようがあったのでは・・・?!

出張修理話3日目ですが、ウーハーエッジ修理中「専用アンプもハムが出て・・・」という事で片CH送ってきていました。結構ハムが出ていたのですが、配線を一部交換することでおさまり出張修理前にチェックしていると、コントロールリモコンのON/OFFでテスト用スピーカーから「パァーン!」・・心臓に悪いですよ!持ち込んで取り付け中にON/OFF時の音について聞くと「新品時から鳴っていた」そうです。確かにウーハーが12本が鳴るので「パァーン!」ではなく「ボン!」って感じでしたが心臓に悪い。

infinia ウーハーの後ろに専用アンプ取り付け中!

そして全ての結線が終わり、テストしてみると・・・?送って来なかった方のアンプの付いたウーハーから「ブゥーーーン!」・・・ハムが、それも直して持ち込んだアンプの比じゃないほど!!パーツの不良による完全な故障です!さすがにそこまでの測定器を持っていっていなかったので、このアンプはお持ち帰り!(前回のアンプ修理中に輸入代理店に聞いてみると、ある程度ハムは出ますって言っていましたが、このハムは十分故障のレベルです。)

infxy 写真左下のトロイダルトランスがデカイ!

私としては1300万円の音をちゃんと聴いてみたかったのですが、残念ですがアンプが直らないと無理でした。もちろん片CHのウーハーはちゃんと鳴ったのですが、帰りの車でQ氏は「あの重低音のゆとりは今使っている15インチのウーハーでは足元にも及ばない」確かにさすがとしか言いようがありません。更につづく・・・。