スピーカー修理日記 -78ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

クライスラー 型式不明

clais

平面振動版という珍しいタイプで、他のツィーターに比べイコライザーとの距離が極端に狭くフラットで特性がいい!という事は知っているのですが、1台は見ての通り(写真左下)振動版のみでボイスコイルが無い!マグネットもズレている。写真に写っていないもう一台はマグネットすらなかった!再生不能ですね!これだけのユニットもったいない。

Technics SB-R100

sbr100d 25cm

ついにレストア完了しました。1台だけですが・・・。前回問題だったfo値が100Hzであった所も、42Hzまで下げることが出来ました。パッシブラジエター(ドロンコーン)になっている為、BOX入りの状態で測定しました。能率はあまり良くないものの流石フラットな特性!壁につけると結構鳴ります!今回の修理は色々な問題点が発見出来いい勉強になりましたが、なにぶん時間がかかり過ぎこれでは仕事にはなりません、まだまだ修行が必要!!もう1台はもっと短時間でさらに美しく仕上げて見ます。

40-1341A & BOSE301woofer

40-1341A+bose301 20cm

メーカーはよくわかりませんが、オーディオのキットを販売しているところのスピーカーらしいです。造りを見る限り安く見えるのですが、特性を見てビックリ!元々はキャンセルマグネットは付いていませんが、付ける事でここまでの特性になり感動しています。音は見かけじゃないですねぇ。フレームを見ていて気付いたのですがBOSE301のウーハーそっくりなんです。並べて写しデーターも比較しました。

赤・・・40-1341A

青・・・BOSE301ウーハー

フルレンジとウーハーの違いがあるが能率の違いはその差歴然!

National? 15HH51SA

15HH51SA

たぶんNationalではないでしょうか?断線修理だが、ツィーターは髪の毛よりも細い線で繋ぐのも一苦労!このユニットも以前ウーハーを修理したライブハウスで使用していたもので、”音が出ない”という依頼でした。確かにハードな環境で使うにしては頼りないスピーカーではあります。写真右下のように磁気ギャップに磁性流体を注入!!これにより耐入力がアップし歪が激減し以前よりは見違えるように元気になり切れにくくなりました。(スピーカーのバイアグラと呼ぶ人もいるくらい???)

Technics SB-R100

sbr100k ボイスコイル径10cm

一昨日のblogに書いたテクニクス平板同軸ユニット。なにぶん構造が特殊なのとあまりにエッジ巾がないのでエッジの装着に試行錯誤!とりあえずツィーター・コーンアッセン・ドロンコーンを外し。まずはツィーター廻りのエッジから装着していく事に・・・。

sbr100p 25cm
ウーハー外のエッジの形の上では問題無く出来たのですが、特性に大問題が!!ある程度気になっていたのですが、foが高いのではでは無いか?・・・結果はfo100Hzと問題外です。本来このユニットでは50Hzくらいでないと「ドォドォ~ン」という低音は出ません。始めからやり直しです。fo50Hz以下を目指して!

ALTEC 604E

altec604e 38cm

エッジとコーンにダメージを受けたユニットはコーン交換修理になりコーン紙も揃いコーンの移植修理に・・・。写真の通り見違えるようにレストアされました。他の同軸ユニットでは、ツィーターが鳴りすぎる所を、絞って使う事が多いのですが、604Eではウーハーの能率が良いのが特徴でそのまま使えそうなバランスです。能率の良さはコーン紙が軽さといえるでしょう。写真上中央でわかり難いのですが、中心のホーンがフレームより出ている為。向かい合わせで梱包が困難なのです。

Technics SB-R100

sbr100 25cm

このblogを始めた頃に修理に来た 事があるのですが、見かけによらず音が良く、かなり特殊な形状で是非一度自分で修理にチャレンジしてみたくて入手!同軸2ウェイ+ドロンコーン、エッジのみで支えられているドロンコーンはエッジの劣化により脱落している。写真左中にあるようにツィーターとウーハーの隙間にボビン内側が見える(思ったよりボイスコイルの口径は大きい)。ウーハー内側のエッジ交換も大変そうですが、それよりもウーハー外のエッジはドロンコーン内外のエッジまで1枚仕上になっている。写真下のユニット側面写真でわかるようにとても薄型ユニットになってる。

Technics 5HH17

5hh17

グラフの特性は友人H氏使用のツィーターです。モニターレッドとの組み合わせで、思ったようにいかず相談に来た。珍しい事にインピーダンス16Ωで、かなり高域までなっている素晴らしい特性!Q氏に相談したところ、このユニット単体ではとてもいい物だがモニターレッドとの組み合わせは不向きである。安くて相性が良いのはJBL コントロール3Proに使用しているツィーターの方が適しているのでは!と言われ探してみるそうです。このスピーカーBOXもいずれ替えたいそうで、H氏のオーディオ奮闘記はまだまだ続く!!

AR-3a

ar3aj 30cm

ご存知AR-3a箱ごと修理、音が全くでないそうです。以前も書いたAR-3aの欠点アッテネーターのひどい接触不良は全てに見られ、中高域に関してはこれが問題で音が出ないのでしょう!ではウーハーは??なぜなんでしょう?ウーハーユニットを外し単体で測定すると8Ωと正常!やはり全てが接触不良なのでしょうね!写真右下のようにウレタンエッジの表面にコート剤を塗布してあるようです。

こんな汚いスピーカーなのに修理すれば抜群にいい音!綺麗に蘇らせます。

ONKYO W-3519A

w3519a 35cm

以前エッジ交換修理をしたのですが、1台音が出なくなったと修理に・・・、このユニットがコイル切れなんて考えられない!写真左上のように太いコイル!ではなぜ?結果は、引き出し線との繋ぎ目で切れていたのです。それにしても写真上中央のセンターポールの銅製キャップは、鉄製とは異なり磁力は下るものの電流が流れる事で磁界が乱れるのを整え、歪を抑える作用を持ち、このようなロングボイスコイルで使用される。HITACHI開発の技術だそうです。写真左下はセンターキャップ裏のブチルゴムのようなパットは高域の調整用で結構分厚い、これだけ厚みが無いと意味を持たないようだ。