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スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

PARMEKO

スピーカー修理日記-parmeko 38cm

ALTECの同軸ユニットとソックリですが、どちらが時代が古い物なのかわかりません。

しかし、やはりよく似た同軸ユニットのTRU-SONICは、ALTECよりもPARMEKOよりも古いようです。


Philips 9710

スピーカー修理日記-sonabu

このユニットの特性に近いかと思いJBL LE8Tの過去のデータと比べてみると比較的似た特性をしていますが

9710のほうが15kHz付近まで使えそうです。

しかしLE8Tはコーティングコーンでコーンも重く低音が出るのはわかるのですが、9710は比べ物にならないほど薄くて軽そうなコーンでありながらLE8Tとほぼ同じ低域特性をしている所はやはり不思議なところです。


JBL LE8T

le8tm 20cm

スピーカー修理日記-sonabu

上記ユニットは、やはりフィリップス製のようです。(よしぐまさんコメント及びユニット情報ありがとうございます。)

2kHzのディップはダブルコーン独特な物ですが、低域から~50Hzにかけてのグラフの特性は疑問が残ります。

ユニットを見る限り、薄くて軽量そうなコーン紙で大型アルニコマグネットから考えるともっとオーバーダンプの特性になるはずですが。

グラフから見ると、軽量そうに見えてコーン紙及び振動系が重いのかもしれません。また磁気ギャップ広いとも考えられます。

スピーカー修理日記-sonabu

メイカー名は書いていませんがバランスの良い特性をしています。サブコーンの淵の部分がフラットに折り返してある所などは、過去に見たフィリップスのユニットに似ています。

写真右上のマグネットを固定する3つのネジが出ている所などはGoodmansのAXIOM80に似ています。

ハッキリはわかりませんは素性の良いスピーカーのようです。

EXACTA

スピーカー修理日記-EXACTA 20cm

1960年前後のかなり古いユニットのようです。

エッジ部分は和紙のような素材で柔らかくコーンとは別物の素材で、別形成された物が接着されています。

写真右下のように蝶ダンパーです。

SIEMENS (VAC)

スピーカー修理日記-VAC2 25cm

このSIEMENSのユニットにはVACのマグネットが使用されています。

VACはマグネットメーカーで1933年にSIEMENSの傘下になりました。

SIEMENSとKLANGFILMだけがVACのマグネットを使用し、1953年以前は、VAC以外にも2・3社のマグネットを使用していました。


SIEMENS

スピーカー修理日記-VAC2 25cm

50年以上前のシーメンスのユニットの特性です。

50年以上経過したコーン紙の多くはもろくなり、物によっては指で触れるだけでも裂けてしまう物もありますが、このコーン紙の弾力もありいまだに現役です、コーン紙の素材の違い、及び繊維のの長さの違いなのでしょう。

SIEMENSのスピーカーのコーン紙はどれも風化した感覚はなく同じような状態です。


Siemens

スピーカー修理日記-vac 25cm

50年以上前のユニットですが、コーン状態はよく時代を感じさせません。

VACのマグネット、フレームはマグネシウム製、写真左下のようにベークライトの蝶ダンパーです。


アンプの修理が多くなっています。

なかには自作の真空管アンプもあります、問題は製作時から一度も音の出た事のないアンプも来ます、修理は基本的に鳴っていた物が何かの原因で故障し音が出ない物で、初めから音が出ないアンプは故障ではありません。


製作には問題がないのですが、時には資料の配線図の印刷間違いが原因で音が出ない物もあります。


HPD385コーン裏断面

スピーカー修理日記-hpd385corn

上記写真は、HPD385のコーンの断面です。

写真上部はリブのある裏面、下は表面です、コーン紙の断面からわかるようにHPD385及び3828は、3層になっていました、表面の薄くてやや硬めの表皮層、裏面のやや厚めで思ったより硬い層、そして中間の分厚くて柔らかい中間層になっていました。

写真右上は層になったコーン紙の裏を1層めくった写真で中から中間層が見えています。