スピーカー修理日記 -46ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

KT88 パラシングル

kt88001

今年1年間で300Bシングル、845シングルのアンプを製作してきたQ氏ですが、それを上回る出来のKT88パラシングル。

制作したQ氏自身が音の良さに驚いています。

今までと違うポイント

その1・・・ケミコンを排除し全てフィルムコンに交換しました。

その2・・・水銀整流管を使用

どちらも音が良くなっている要因ではありますが、今回のアンプには他にも要因があるようです。

KT88 パラシングル

kt88001

師匠のQ氏が最近制作していたアンプが完成しました。

KT88 パラシングル、出力は25W。

過去制作したアンプも私は聴いてきましたが、どれも良い音でした。

しかし今回のアンプは、躍動感、音の透明感など、どれを取っても最高の鳴りをしています。

弦の音などリアルで「ゾクッ」と鳥肌が立つ感じです。

今までと何処が違うのか、よく聞いてレポートします。

emi03

色々な角度から見ているうちに気が付いたのですが、このアルミコーンの部分はスコーカーの働きをし高域を出していて、周囲に紙コーンのウーハーが付いたスピーカーという方がわかりやすいかも知れません。

ゴムエッジだと思っていたエッジもゴムではなくビニル製でした。

このアルミコーンと紙コーンの繋ぎ合わせコーンは他では見た事がありません。

emi03

昨日の内容で間違いがありました。

コーンは、ラミネート構造だと思っていたのですが、よく見ると根元がアルミコーン周囲が紙コーンで繋いでありました。

そしてダブルコーンのような働きをしていると思われますが、アルミコーンはサブコーンではありません。

このユニットには楕円の良さ、コーンが薄くて硬い、そして軽く高能率という多くの良さが、ギターなど楽器の生々しい音が出る秘密かもしれません。

EMI02

上記グラフ青は昨日記載したシステムに組み込んだユニットの特性です。
emior01

箱に組み込んだシステムの特性と比べてみても、このシステムの特性は、ほとんどが楕円ユニットの特性で高域に少しだけツィーターが鳴っています。

この楕円のユニットは、紙コーンとアルミのサブコーンがラミネートされた状態でダブルコーンのような作用をしているのでしょう。

ゴムエッジは柔らかく、非常にコーンも軽い能率の良いスピーカーです。

emior01

昨日も記載しました。このシステムはEMI DLS529の音があまりに良かった為、同サイズの箱を特注しました。

EMI DLS529とはユニット配列は異なりますが、ギターなどのアコースティックな音楽はとてもリアルです。

先日、EMIを修理に持込されたお客様は、EMIのモニターを40年探し続けてやっと手に入ったそうです。

その価値ある一品です。

emior01

EMIのユニットを使用しいモニターシステム。

2007.10.31に記載しましたEMI DLS529 同容量に仕上がっています。

今回使用したユニットはフェライトタイプです。

音楽を聴いて見るとベースの音が軽く聞こえ重低音は物足りない気がします。しかしギターのピッキングの音は粒立ちが良くクリアーに聞こえます。

PIONEER S-101

s1012

赤・・・16-755A(ウーハーユニット単体)

青・・・S-101(システムフロント)

桃・・・S-101(バスレフポート前)

グラフ青でわかるようにフラットな特性。

ウーハーコーンはピュアカーボンのように見えるのですが、丁寧に扱わないと割れてしまいそうな風合いです。

ツィーターのコイル径がやや大きめな為か残念ながら8kHz以上に関しては、出ていませんが。非常に真面目に作られたスピーカーだと思います。

PIONEER S-101

s101

BOXごとエッジ交換に来たのですが、16cmウーハーのフランジ部分に取付けネジなど全く無く。

後ろの端子部分を開けると取付けネジが出てきました。

非常によく考えられた構造です、写真左上のように共振止めの柱に後ろからウーハーを引張り固定。

DIATONE DS-1000

m1000

スピーカーシステムの箱の入れ替えの依頼が来ました。

写真右下・左が元々のDS-1000HRと右が新しい箱。

お客さんがDS-1000の箱をピアノ塗装に仕上げし、送ってきました。

オーディオマニアの世界でもここまでこだわる人も、そう多くはないと思います。

こだわりのスピーカーが出来上がりそうです。