スピーカー修理日記 -25ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

Maxonic DS405 38cm

マクソニックDS405のツィーターを分解。

アルテックとは構造は異なる物のダイヤフラムはアルテック製がそのまま付くようです。

写真下・中央と右は装着した物ですが、周囲のギャップも狭く、驚くほどの精度です。

Maxonic DS405

Maxonic DS405 38cm
赤・・・ウーハー

桃・・・ツィーター

青・・・JBL D130

こちらもゴミ除けフェルトなどによりコーンの動きが重くなっていると思われますが、グラフのようにD130とほぼ同じ能率は、大型強力マグネットで高能率です。

ウーハーやフレームはALTECそっくりです。

fo=24Hz

Goodmans 815A

Goodmans-815A 38cm

赤・・・Goodmans 815A

青・・・JBL D130

グッドマンでは珍しい15インチユニット、コーンはアメリカ製のような風合いでD130よりは厚くダブルコーンの中心にフェルトのカバーがあり、コーンの動きはD130より確実に重くなっているはずです。しかし特性では700Hz以下でD130より約-3dbくらいの能率は外磁型大型マグネットでかなり強力なのでしょう。

fo=25Hz

le8ts

よくあるメタルセンターキャップ凹みの事故です。

写真上は粘着テープである程度引き出した後のものですが、テープでは限界があります。

写真下はセンターキャップを交換する事無く修復した物です。

DIATONE DS-10000

ds100000

上記グラフは、ベストの状態のDS-10000の特性表です。

殆どの物が経年変化でエッジが硬化して低域が出なくなっていますが、写真右上のように本来エッジはしなやかな状態で無ければ低域がでません。

個々のネジにゴムキャップが付いていて、細かな所にもこだわりを感じます。

220msg10f60

赤・・・HARTLEY 220MSG

青・・・Coral 10F-60

220MSGは石こうのような物が塗ってある、重そうなコーンですが、能率は25cmユニットとしては平均的なのは、強力なマグネットのお陰のようです。

10F-60はLE8T風のコーンのコーティングをしてありますがコーティングは薄く、もう少し厚くコーティングをすれば1~5kHzがもう少し抑えられているかもしれません。この特性を見る限り10F-60はジャズのサックスやボーカル聴くのに向いたユニットだと思います。

220msg10f60

赤・・・HARTLEY 220MSG

青・・・Coral 10F-60

HARTLEY 220MSGがfo値45Hzなのに対しCoral 10F-60はfo値28Hzでした。

しかし、今回測定した10F-60はエッジを交換した事で28Hzという低い値になりました。

エッジ交換前は元々のエッジが経年変化で硬化し低音もで無い状態でも、本来の特性が

蘇れば、まだまだ現役です。

HARTLEY 220MSG & Coral 10F-60

220msg10f60

赤・・・HARTLEY 220MSG

青・・・Coral 10F-60

口径がほぼ同じの両スピーカーを比較してみました。

グラフのように中低域に関してはほぼ同じ、2kHz~5kHzでは10F-60の方が伸びていて特性で見る限りボーカルなどが艶っぽく聴こえそうな感じです。

HARTLEY 220MSGを使っていた方も、聴き比べた結果10F-60の音に感動していました。

このユニットであれば220MSGのサブになりそうです。もしかするとメインでも十分使えそうです。

w35

写真下のようにボビンにひどいダメージがありました。

この破損はカーボンコーンならではのようです。原因は過大入力による物ではないかと推測できます。

紙のコーンで過大入力の場合、コーンの根元にシワがよる事が多いと思うのですが、今回はカーボンコーンでコーンは強い為、それより弱かったボビンにシワがよってしまったようです。

HARTLEY 220MSG

220msg

赤・・・JBL D130

青・・・HARTLEY 220MSG

今回比較したD130は38cmの中でも高能率なユニットで、確か108dbくらいだったと思います。

それに比べHARTLEY 220MSGは300Hzから3kHzにかけて平均的にD130より-13dbくらいの能率は、25cmユニットとしては良くも無く、悪くも無い平均的な能率だと思います。