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スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

DIATONE P610A

DIATONE P610A

長い間、販売されていたユニットです。販売時に10年の差がある同ユニットを比較してみましたが、特性は全く同じ物でした。

fo=58Hz(実測)

AR3a

AR3a
AR3aのウーハーをD130との能率を比較してみました。

青・・・D130

赤・・・AR3a

1kHz以下で-10dbもの違いがあります。

これはAR3aが密閉箱を使い、重く内部損失の大きなコーンで鳴らすタイプのユニットなので、D130とは対称的なユニットといえるでしょう。

写真のようにセンターキャップを外してみるとボビンの周りを弾力のある接着剤で固めてあり高域を抑えてあるようです。

写真右のようにセンターキャップは布製のソフトドームなので高域を抑える効果はなく、このAR3aでは実際センターキャップの有無で高域の違いは全くありませんでした。

JBL 2241H

JBL 2241H 46cm

青・・・D130

赤・・・2241H

D130との能率比較です。

2241HはPA用ということもありダンパーは、かなり硬めでコーンの動きも重いようですが、予想に反して能率がいいようです。低域においてD130より-3dbくらいです。

このユニットもME150H同様大きなマグネットで能率を上げているようです。

ダンパーの硬さもありfo=35Hzです。

JBL 2241H

JBL 2241H 46cm

赤・・・センターキャップ有り

青・・・センターキャップ無し

先日紹介したPA用のコイルの付いたユニットです。直径10cmのコイルに対し直径約18cmの大きなセンターキャップを付ける前と後で比較してみました。

コイルより大きなセンターキャップは高域を抑える役割がありますが、8kHz付近にわかりやすく現われています。

pre

現在、師匠のQ氏が鉄製シャーシを使い大型プリアンプを製作中。

パーツを仮に乗せレイアウト中、どんなプリアンプになるんのかお楽しみに。

Lansing 415

415 38cm

重量級迫力のフィールド型マグネット

フレームはALTEC 515によく似ています。

コーンの風合いはTRU-Sonicにも似ていて、コーンを弾くと乾いた太鼓のような鳴りをしています。



Maxonic DS405

Maxonic DS405
このツィーターのダイヤフラムはALTECとサイズ・形状とも同じようなのですが、このユニットではコーンの中心にALTECとは裏向きに付いています。

その違いなのか、グラフ桃のように高域が驚くほど出ています。

ALTECではウーハーのマグネットの後ろにホーンがあり、ホーンが長くなる事で高域がスポイルされてしまう事が確認できました。

50cm  

口径50cmの大型ユニットでPAに使用されていたようですが、写真のようにコイルが黒コゲです。

これはアンプの故障による物が殆どです。

ハイパワーではない非力なアンプで無理をしてボリュームを上げアンプがクリップしてコイルを焼くケースがよく見られます。

能率の悪いスピーカーを使うときも同様にパワーに余裕のある物を使用した方がスピーカーユニットを事故から守ります

coil2

昨日も紹介しましたJBLのPA用コイルですが、現在はこのようにコイルの太さや大幅に太くなっていますが、以前のPA用と一般用では、アルミボビンと紙製ボビンなどの違いでコイルその物は同じものでした。

コイルから見ても現行JBLのPA用ユニットは耐入力が大幅にアップしているようです。

coil2

上のコイルはどちらもJBLのコイルですが、左が現行のPA用コイルと右が一般的なコイルです。

左のコイルの厚み1.41mm

右のコイルの厚み0.80mm

とその差歴然。

PA用はコイルはアルミエッジワイズ、ボビンもグラスファイバー製と造りがまるで違う。

これだけ厚みのあるコイルでは、PA用の磁気ギャップも広くなっているのでしょう。