スピーカー修理日記 -19ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

TANNOY ⅢLZ 12 (monitorRED)
3lzredbox
モニターレッドのⅢLZ、BOX入りの特性です。
箱の造り、アンティークなネットの受け金具など時代を感じます。
ユニットをはずすとBOX内よりイギリスの香りなのか、かなりキツイ匂いが漂いました。
訂正:昨日の内容でこのモニターレッドのマグネットキャップが鉄板プレスキャップと書きましたが、正しくはアルミプレスキャップでした。

Red monitor 12
red12ng

HPD315

hpd315

今回のモニターレッドは、マグネットのキャップが鉄板プレス製でHPDのような樹脂製ではありません。モニターレッドも時代によっては、樹脂製の物はあるそうですが、写真のモニターレッドは中期の製造のようです。

しかし、鉄板プレス製のキャップというだけですが、固定するネジ4本が留めにくく、HPDのキャップの方が脱着の作業性が良いようです。

Red monitor 12
red12ng

HPD315

hpd315

特性ではレッドモニターはHPDに比べて磁力が弱かったのですが、これは箱とのバランスで低音を出すために箱にあわせ、HPDより磁力が弱くなっているのかもしれません。

現代スピーカーにもいえますが、箱とのバランスでエアープレッシャーを使い鳴らすように設計されているため、必ずしも磁力が弱いから駄目なスピーカーというわけでは無いと思います。

Red monitor 12
red12ng

HPD315

hpd315

TANNOYのユニットは外磁型マグネットが多いのですが、見た目は同じマグネットに見えるレッドモニターは内磁型です。

両グラフの100Hz前後の違いですが、REDでは低域のグラフの曲線にややとがった山があり、HPDは緩やかな曲線です。

これは内磁型のREDより外磁型マグネットのHPDの方が磁力が強い事を表しています。

TANNOY monitor RED 12

red12ng

写真右うえのようにマグネット部に磁石を近づけても引き寄せられません。

特性はアッテネーターを切り替え測定しましたが、ツィーターの+-を逆に繋ぎ実験的に測定したため、1.5kHz付近に不自然なディップがあります。

TANNOY Red 12

TANNOY ⅢLZに入っていたmonitor Red 12インチユニットです。

この古い時代のユニットはHPDに比べ造りが良く、丁寧に仕上げているように思えます。

フレームとマグネットキャップの塗装は高級なハンマートーン仕上げになっています。

GOTO SG-38W

sg38wd130

赤・・・GOTO SG-38W

青・・・JBL D130

SG-38Wは昭和42年発売当時は89,800円でしたが、10年以上販売され後期には350,000円でした。

総磁束150,000maxwellで音の歯切れの良さが魅力でした。

JBL C54

c54w

オリジナルエッジが経年変化で硬化した状態の特性を紹介しましたが、今回エッジ交換を終え前回の特性と比較してみました。

赤・・・オリジナル(硬化したエッジ)

青・・・超耐久エッジ

形状はオリジナルのままでもエッジ素材や特性は経年変化して行っています。

GOTO UNIT

異常なマグネットの重さやGOTO UNITの他の製品でアルニコマグネットが並んでいるのを見て、かなりオーバーダンピングを予想していました。しかし思ったほどではなく、コーンなど振動系が重いようです。

昭和52年頃89,800円で販売されていました、当時JBL LE15Aは67,200円で、それよりも2万円以上も高い高級ユニットです。

GOTO UNIT SG-38W

GOTO UNIT

コーンは硬めで、ユニット総重量が20kgです
経年変化でエッジ部が硬化しコーンとエッジの間にストレスがかかり、亀裂がありました。
昭和42年から発売されていたユニットで時代を考えるとコーン紙が裂けやすくなっているのもわかります。
今回はエッジが柔らかな状態に戻した本来の特性です。