スピーカー修理日記 -123ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

先日御紹介した、TANNOYモニターレッドのH氏からリポートが届きました。

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ここ数日、毎日、信号を入れていると、細やかにかつ高音が澄んで来ました。こりゃー、ネットワークは、電解コンだなー。電解コンは、定期的に電気を通してやらないとボケるから。フィルムは、あんまり変わらないんだけど。確かに高音に今一歩欲しいけど、高音が伸びてマシになりました。フィルムコンに替えたら、一皮向けて、さらに現代的になるでしょう。それにしても、綺麗な音の出るSPだなー。イヤな音が全く出ない。
クラッシック愛好家にうけるワケがわかるわ。でも、REDは基本的にカッチリした音だから、上にYL乗っけたらJAZZもいけるよ。中低音の反応の速さはジェンセンにも通じるものがあるね。たぶん当時のコーン紙のせいかな。


H氏は、以前はJBL ランサー101を、その前はJensen30cmフィールド型を使ってJAZZを中心に聞いているのですか、なぜかここに来てTANNOYコーナーヨークに。「なんで?JAZZ聴くのにTANNNOY?」って何度も言ったんですが彼にも考えがあるようです。

TANNOY3839エッジ部分に包帯と接着剤でガッチガチに固まって動かないんです。

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包帯剥がすのに苦労しそう!

もう片CHのコーンは裏のリブがふやけてはがれかかっているし・・・。

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雨にでもぬれたのかも・・・。

ここまで痛々しいユニットも久々に見ました。

友人のH氏がコーナーヨークを購入しモニターレッドの特性を知りたがっていたので、リクエストにお答えして、本日のデータは以下の通りです。

青・・・ウーハー

ピンク・・・ツィータ

赤・・・ネットワークを通して

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H氏が昨夜電話で「これは造りが良いぞ!フレームにバリは無いし・・・」って、そうなんです。レッドやゴールドは、形はHPD385などと同じでフレームもサンドキャストなんですが仕上げの制度なのか、超丁寧なのかまるで出来が違うんです。ゴールド同様コーンの裏にリブはありません。

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H氏の感想は「確かの高域が出ない、YLのツィータがあるので組み合わせてみる」そうです。

先日のDIATONE おわん型コーン紙の重りを取り新たなセンターキャップを取り付け、生まれ変わりました。

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赤・・・ノーマル状態

青・・・ゴムの重りを取った状態。

緑・・・ゴムの重りを取りセンターキャップを付けた状態。

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それでもピークは無くなりませんでした。

大解剖といっても修理完了品を分解したのではなく、なぜか部品取りようのPM3のコーンがあったのでチェックしてみました。

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ゴムダンパーがボロボロになっているのがわかると思います。

下の写真は修理完了のPM3ですが、丸い金属のふちの所、リング状に見えるのがパーメンジュールを採用したマグネット。

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そういえば昨日の特性表につけたPM3の写真、この写真と一緒に撮ったので、砲弾のような中心の出ベソを付けるのを忘れてました。

このところ、LOWTHERの修理が多いですが、中でも超レア物のPM3が来ないと思っていたら。やっぱりそう都合よくは来ませんでした。よく考えてみるとお客様の預かり物のPM3がありましたのでデータを測定してみました。

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これは裏向きの写真、左下は中を覗いてみた写真。

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赤・・・正面

青・・・ホーンをつける穴の前

緑・・・1kHzを入た。

このユニットは前にお客さんが修理に持ち込んで来て、2週間で修理は終わったのですが・・・。あれから8年、数年前にやっと連絡が取れ「そのうち取りに伺います」と言ったまま。「送りますよ」と言っても「貴重なものなので必ず取りに行きます」って、やはり宝物ですね。

珍しく箱ごと修理に来た!!

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下のグラフは。

赤・・・ユニット単体

青・・・BOX入りユニット正面

緑・・・BOX入りバックロードホーンの前

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ボーカルなどを聞くと、鳥肌が立つようなゾクッっと感が病み付きになりそう!

今日もPW-1607なのですが、

写真左上のセンターのネットを取り除き、中に写っているゴム製のリングを取り測定比較してみました。

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赤(ノーマル)、青(ゴムを取った物)

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鳴き止めの意味を持つゴムを取ったことで、1kHz付近でのピークが2山になった、またウエイトの意味もあったので無くなったことで、200Hz付近で少し出ている。

昨日のPW-1607の特性です。

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前回LOWTHERでもやった、測定位置を変える実験。

1kHzでのピークはいただけない!

グラフはコーンの中心(赤)から3cm横へ移動させ(青)、9cm(ピンク)、12cm(緑)

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これにより、このコーンでは低域に志向性があることがわかる。


DIATONEの変り物スピーカーが来た、症状は最近多いマグネットずれ!

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解体写真

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写真左上はセンターキャップはネットで中にボビンとその中にゴム製パーツが付いている、重りなのか高域を殺すためなのか?右上おわん型コーンを外し伏せている写真。写真下ずれたマグネット外してみたところ、接地面が少し湾曲しキチンと接着出来ていない。残念。