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スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

先日、ご紹介したソニーの平板角型修理が完了しました。

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上記の写真をクリックしてクローズアップ写真をお楽しみください。

右中央写真のように4個のフェライトマグネットとそれぞれにクロスダンパーボイスコイルが確認できます。右下写真にあるように中心にもダンパー。また左上写真のエッジの仕上がりはどうでしょう?ドクターQ氏作。本当は私が修理したかったのですが、気が付けば修理済み!残念!データ公開は明日のお楽しみ!

昨夜テレビ東京のWBS (2月7日放送分) で特集「修理専門店人気のワケ」で靴と時計の修理が紹介され、いい物は修理をしても長く使いたいという考えから、裏方であった修理という仕事が、表舞台へ・・・。という内容。


ここにも居ますよ!


当社のエッジ修理には企画の物は無く。靴の修理職人さん同様、お客様のスピーカーに合わせてエッジを個々形成、装着しているのです。なので特殊サイズや楕円、角型などなど、どのようなユニットにも装着可能です。


しかし、この修理はスピーカーのみというかなりマイナーなジャンル。靴や時計のように注目はされそうもありません。WBSでも紹介されそうも無いですね。


・・・でも下の写真の修理は他に出来るところは無いんですよ!

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せっかくなので、上の写真をクリックしてクローズアップ写真をお楽しみください。

先日もご紹介したオーラトーン、比べてみました。

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赤・・・写真右(旧ユニット)フルレンジ

青・・・写真左(新ユニット)ウーハー

写真のサイズが違うのですがどちらもフレーム径はほぼ同じ!写真ではわかりにくいのですが、どちらも変わった端子がついていて、ハンダではなく、端子に線を巻きつけるタイプです。これはBOSEのユニットは私の知る限り全てこのタイプですね。これもどこかのOEMなのでしょうか?

過去に何度もマグネットを強くする実験を行ってきたが、割合にして今回が最高でしょう!

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LOWTHER PM6CのユニットとBOSE301のキャンセルマグネットを使用して見たところ、上記のグラフで赤(ノーマル状態)、青(キャンセルマグネットつき)。また別にガウスメーターで計って10%の違いを確認しました。このフェライトマグネットの場合アルニコに比べてキャンセルマグネットが近く密着しやすかったことが大きく影響しているのでしょう!

名機オーラトーンのフルレンジユニット。

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サイコロのような箱に入ってよく鳴ります!でも今回はクロスエッジの表面に塗ってあるビスコロイドが経年変化で硬化し全く低音が出なくなっていました。時間をかけビスコロイドを取り除き、低音も出るようになりました。オーラトーンは年間1セットも修理に来ないのですが、もう1セット来ています。写真も準備できていないのですが、今度は箱ごとで、NEWタイプですサイズは同じだが、コーンはポリプロピレン。箱のサイズは少し大きく、ツィーター付き。箱入りでの比較が出来ないのが残念!!

久々の修理になります。SONYの平板角型ウーハーです。

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古いウレタンエッジを落とし修理準備中!裏側の写真を写していなかったのですが、このコーンにある5つの「○」、真ん中以外の下に個々にマグネットがありダンパーが付いていてマグネットも4つある平板の中でも珍しい仕組みかもしれません。ちなみに真ん中の「○」の下にはマグネットなしのダンパーのみ!修理後に写真でも御紹介します。

ロジャースのX3921。見たことあるような???

このフレーム工作精度がいいのか悪いのか修理中に手を斬ってしまいました。

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これまたカーボンコーン?と思ったら、似ているがこれはポリプロピレンのコーン、昨日のカーボンコーンとは対象的で非常に柔らかい。ロジャースはイギリスのメーカーですが、このフレームはどう見ても旧のInfinityそのもの!マグネットもそっくり!コーンもポリプロピレンでの淵も水平!旧Infinityでもコーンが半透明のものと同じ!

違いはコーンにコルゲーションがあるかどうかと、センターキャップの素材のくらいですか。どう考えても同じ工場で作ったものでしょう!たぶん?アメリカのメーカーのOEMですかね。

昨日カーボンコーンでも割れやすい物があるって、書いていたらちょうど来てました。

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パイオニアS-180のウーハー(X3921)、非常にもろく、雑な扱いをすると割れてしまいます。このユニットには右上の写真のように端子が2セットあるのです、1つは通常のウーハー(グラフの赤)、もう1つはコントロール用の端子。ネットワークで低音をコントロールされた信号が入ります(グラフの青)。端子が2セットあるようにボイスコイルの中に2種類あります。パイオニアのユニットで当社に修理が来るのは、このS-180のウーハーと955のウーハーが9割で他に来るとすればビンテージ級の古いものくらいです。

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見慣れぬカーボンコーンが修理に来た、素材としてはなかなかこった作りでカーボンとポリカーボネートの張り合わせ構造・・・、扱いに気を付けないとすぐに割れそうな感じ!KENWOOD製らしいが、どんなものなのだろう?カーボンコーンは国産でも結構修理に来るがこのタイプは初めてですね。一般的にカーボンコーンの修理をしていて思うのは品質が安定していて、修理後の特性は必ずと言っていいほどピッタリ揃う。しかし物によっては少しのストレスで割れるものもあるのです。

今月14日にご紹介した、JBL LE10 の修理が完了しました。

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写真撮りをしていて気が付いたところが、右の写真エンブレムの「LE10 」ってなにやら「10 」の後ろに文字を削り落とした後がある。やはりこのユニットは不自然なところもあるので一度改造されているのでは・・・という議論になったのですが、よくよく考えてみるとエッジがJBL古いユニットに見られるゴム系黄色エッジだったんですよね、という事はリコーン暦なし、よって発売当時のままということになるのでしょうか???それもかなり古いという事になるでしょう。・・・謎はのこる。