失望 | いっしょに笑お^^

いっしょに笑お^^

私、ささパパのストレス解消部屋です。

うれしい気持ち、悲しい気持ち、腹立たしい気持ち、

全部吐き出してすっきり笑うための場所なのだ!

今朝の道新1面に大きく書かれた見出しにショックを受けました。


北電「新規風力買わぬ」


北電曰く、「電力の安定供給のために定めた風力発電買い取り上限が満杯であるため」だそうな。

近々成立する見込みの再生エネルギー特措法では、自然エネルギーの全量買い取りを義務づけていますが、このような状況では買い取り拒否することが可能だそうです。


・・・なんだそりゃ?


どういうことかというと、風力発電は風速が変わると周波数が安定しないため、火力発電によって連携調整しているんだとか。

ただし、この設定は電力会社の経営判断に基づいた独自の基準だそうです。


発送電ともに地域唯一の電力会社が独占している現在、再生可能エネルギーの本格的な普及には、発電量の全てを買い取る仕組みが不可欠です。

何かと競争原理が幅をきかせる世の中で、電気事業は競争が働かない希少な産業の一つと言っていいでしょう。今後、各地の電力会社が存亡をかけて自然エネルギーつぶしをやってくるだろうと思っていましたが、まずは風力発電からってとこでしょうか。


電力の安定供給、二酸化炭素の排出量削減、エネルギー枯渇リスクの分散化 等々、政府や電力会社が原子力発電を推す理由はこんなところでしょうか?


まぁ、言ってることに間違いはないです。

温暖化を止めるために二酸化炭素を減らすのは急務です。化石燃料は近い将来枯渇します。電気無しでは成立しない今の生活を保つには、安定供給も大切でしょう。

でも、一つ一つ考えていただきたい。


原子力発電も施設の建設、燃料であるウランの採掘、運搬、加工等に大量の化石燃料を消費し、二酸化炭素を排出します。もちろん自然エネルギーの発電施設も製作、建設段階で大量の二酸化炭素を排出しますが、研究によって発電効率を上げ、全発電量に対する稼働比率を上げていけば相対的に二酸化炭素は減っていきます。


燃料のウランも無限ではなく、いずれ枯渇します。燃料の再生と称して行われ始めているプルサーマルでは、原爆の材料でもあるプルトニウムとの混合燃料『MOX』が用いられ、しかも現在稼働中の原子炉はMOX燃料の使用を前提とした設計ではありません。


確かに稼働中の技術で発電を続けることは電気の安定供給につながるでしょうが、そのために背負うリスクは福島が証明してしまいました。


次期民主党代表選の有力候補と言われている野田財務大臣は、原発推進派です。

前にも書いたとおり、今すぐ原発全廃は現実的でないと私も思います。でも、原発には維持・推進という選択肢も無いと思っています。再生可能エネルギーにどんどん研究費を投じ、原発や火発に代わる高効率の発電方法を確立する。原発に残された選択肢は縮小だけなんです。


何度も言いますが、原発の一番の問題は、人類の未来に返しきれない莫大な負債を負わせることです。しかもその負債は、使い続ける限り100%確実に増える。

原子力に関わるあらゆる施設や物やゴミが放射線をまとって増え続ける現状を、誰がどう責任を取るのか。未来の人達は、処理方法すら無い放射線の被害を遺伝子レベルで被ります。ごめんなさいで済む問題ではありません。


道新には、もうひとつこんな記事も載っていました。


「脱原発依存納得できない 47%」


時事通信が実施した世論調査で、脱原発の方針に納得できない人は47.7%。納得できる人40.2%を上回っています。

納得できない多くの理由が「電力供給に不安が残る 48.7%」

これは不安じゃなくて不満でしょう。


今を生きる我々の不満をこれからの世代に肩代わりさせる。

私は、こんな理不尽なことが許されるとは到底思えません。


原爆が投下され、あれほど甚大な被害を受けた日本が、たった66年でその辛い記憶を失おうとしています。

このまま我々が意識を変えなければ、福島の記憶もあっという間に過去のものとなりかねない。

この大災害は、もしかしたら原子力発電に対する議論を深める最後のチャンスかもしれないんです。


一人一人が未来のことを、自分の子孫が暮らす世界のことを、じっくりと考えてみませんか?

きっとそこには放射線をまき散らす発電施設なぞ存在しない。私はそう信じたいです。