先週腰を痛めてからスキーは自粛していたんですが、だいぶ痛みが引いてきたので仕事帰りに寄ってみました。先週末にバシャバシャ雨なんぞが降ってしまったので、雪が腐っているだろうってことは予想していたんですが、案の定ガリガリの氷の板になってました
今の自分の技術であれば、そんなアイスバーンを滑るのもそれほど難しい事じゃありません。でもまぁ、悪条件が好きな訳じゃないから、滑っていて恐いのは間違いないです
結婚して間もなくだから24~25歳の頃だったと思います。
その冬も異常に暖かく、真冬だというのに大雨が降りました。その翌日から急激に冷え込み、メビウススキー場のコースはアイスバーンを通り過ぎてスケートリンク状態に
当時準指導員を取ったばかりの私はとにかくスキー場に出向いてました。1シーズン80日くらい滑っていた頃です。その日ももちろんメビウスに滑りに行ったんです。
準指導員って言うと偉そうだけど、合格したばかりの準指導員なんてたいして上手い訳じゃありません。たまたま検定の時に上手くいっただけなんて人も多いわけで、私もその一人でした。今思えばずいぶん下手っぴだったと思います。
スケートリンクのような斜面をロングターンで滑り降りているとき、視界に凍った小さな雪の固まりが飛び込んできました。かなりの高速で滑っていた上にガリガリのアイスバーン。当時の技術ではその状況で急激な方向転換をするのは無理でした。
やばい!と思ったときには頭を下にして宙に舞っていました。真横に足払いを食らった感じです。
糸の切れたマリオネットを叩き付けたような状態だったと思います。
右肩から地面に叩き付けられ、肋骨もしたたか打ち、何も出来ないままスピンしながらコースを下まで滑落。転げ落ちながら「何ヶ所折れるだろう?」と思ったものです。
やっと止まったときには身動きできませんでした。まず息が出来ない。折れた肋骨が肺にささったのかと思いました。でも、数分後に少しずつ空気を吸い込めるように。窒息寸前でした。
呼吸を整えて、両手・両足のチェック。全部の指が動くことを確認。手首・足首・膝・肘の関節が動くことを確認。どうやら滑落するに任せて抵抗しなかったのがかえって良かったようです。どこも折れていません。奇跡的でしたね。
なんとか立ち上がり、装備を拾い上げようとしたときです。ストックを持っただけで右肩に激痛が走りました。その時初めて右腕を上げることが出来ないのに気が付いたんです。ちょっとでも動かすと右肩に激痛。右腕はブランと下がったままです。肩の骨が折れた?
車で帰るのが大変でした。なんせ右手でハンドルを握れないので、シフトチェンジする度に両手放し状態。家に帰り着いたときの家内の驚いた顔は忘れられません。
翌日整形外科に行って診察してもらうと…骨は折れてなかったんだけど、肩の筋肉が千切れてました![]()
しかもその医者がヤブで固定の仕方が悪く、今でも後遺症で右腕を真っ直ぐ真上に上げることが出来ません。
そんな大怪我をしたんだからスキーから離れるかと思いきや、復帰したらすぐに飛ばすようになりましたね。懲りてないんですよ
でも、こんなコンディションの悪いコースではその時を思い出してちょっとビビります。技術は上がっても筋力や体力が落ちてるのでプラマイゼロと思っていた方が良いですね。気をつけなくちゃ。