お金を払うのが楽しいお店 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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単純に”買い物”という行為に関して、

今の時代では単純に「お金を払う行為」だけでは

割り切れないところがあったりします。

 

 

インターネットが出て来てからは

ECでモノを買ったり、サービスを受けることがある一定数出てきていますし、

店頭においても、コンビニや量販店などではある種自働化された

購入システムの中で買い物というルーティンを行うだけになっています。

 

 

逆に言えば、買い物をすること、お金を払うことそのものが

「楽しいこと」としてお客様に捉えて頂ければ、

繁盛するお店になる可能性がグっとあがるということでもあります。

 

 

その大きな要素を占める事ととして

お店の空間としての魅力を高める事。

言い換えれば、お金を払うことを楽しめるレベルの空間であることです。

 

一流ホテルが高くても人気があること。

有名シェフの直営店は予約もなかなか取れないこと。

シアトル発祥のコーヒーチェーンはコンビニコーヒーより高くてもいつも満席なこと。

 

これらはすべてその空間で過ごす時間に対価を払っているとも言えます。

 

何となくその街、その土地に行ったら立ち寄りたくなる場所。

みなさんにもいくつか思い当たる場所があるのではないでしょうか?

 

 

ただこのような空間そのものに付加価値をつけるということは

すべてのお店や企業で出来る訳ではありません。

 

そこにはある種一貫したストーリーが存在しています。

 

オリジナリティと言った方がいいかもしれませんが、

他のお店や企業がマネ出来ないレベルのストーリーがあるからこそ

その場所、その空間に魂が宿り、魅力が出てくるという事です。

 

生活者の心理としては、お店や商品そのもののストーリーを捉えて

そこから商品やサービスを受けるための理由を見出します。

医療などの生死にかかわる需要を除けば、どうしても緊急に欲しいというよりも

このストーリーにヤラれることで購買欲求をそそられることが多いという事です。

 

買うはずが無かったけどついつい衝動買いしちゃったよ・・・ってな具合なことは

こういったストーリーがなにかしらひっかかってのこと。

お財布にはキビしいですが、こういったことがたくさん溢れている街は

やっぱりステキな気がします。

 

参考になりましたら幸いです。
いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。

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