その情報の「科学的根拠」を示すとより良いケースがあります。
情報の内容として、論理的に受け手側に響かせたい時。
端的に言えば、具体的な事実で訴えるインパクトが強いケースってことです。
たとえば、野菜を売ってる食料品店。
「野菜」ひとつの情報として、生活者として知りたいこととしては
「価格」と「消費期限」くらいは最低限あります。
そのほかに最近だと「生産者」や「生産地域」なども当たり前のように書いて有りますし、
そもそもその野菜が「レタス」なのか「ベビーリーフ」なのかってのは当然ながら書いてあります。
もちろんこれだけで生活者として購入する分は問題ないのですが、
販売する側としては「鮮度」と「価格」くらいしかアピールする部分がありません。
中には「生産地域」なんかも判断基準に入ってくるかもしれませんが、どちらかといえば「問題ないかどうか」のチェックでしかなく、購入そのものの動機になることはありません。
となると、そういったことと別の軸のアピールが差別化として必要になってきます。
それも「おいしい」とかの抽象的なアピールポイントではなく、
もっと分かりやすい「健康にいい」だったり、「美容にいい」だったり。
ただ、それだけだと勝手に言ってるだけかもしれないってことになるので、
「ビタミンが多く」とか「コレステロールを下げる」って感じの
科学的根拠をつけてくってことが重要になってくるわけです。
「コラーゲン」なんかはもう市民権を得てる感じですが、お肌にいいっていう科学的根拠が実際にあるからそのような評価となっています。
これって結構なんてことのない気がしますが、まったく同じ価格や鮮度であったりすれば、
そのような科学的文句一つあるだけでなんとなくそっちを購入しようかと思うことは、あながち侮れないことだったりします。
今回の例のようにスーパーなんかでは、価格競争だけにならないように、このような工夫をすでに当たり前にようにやってますが、もともといろんな説明をつけて商品やサービスを販売してる業態の店舗さんなんかは、意外とこの「科学的根拠」ってのが抜け落ちてることが多い気がします。
もちろん、実験なんかの実証データをそろえるのはムリがありますが、生活者としての私たちもそこまでを求めるわけではなく(示されても理解できないでしょうし・・・)、実際にそれを得ることでメリットになる点が客観的に納得できればいいってことです。
ユニクロの「ヒートテック」の実証データなんか見たことないですが(袋に書いてあるのかもしれませんが)、パッケージやコマーシャルなどの情報発信の妙でうまくその効能を表現されてるなあと思います。
なんとなく着る前から温かい感じがしてしまうのは、私だけでは無い気がします。
参考になりましたら幸いです。
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いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。