マクドナルド化とスターバックス化という波 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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もうタイトルだけで何を言わんとしてるかは分かると思いますが、
もちろん味を比べてるわけではありません。

超効率化という究極のモデルケースとしてマクドナルドという巨人が存在し、
それを突き詰めいていくことで、ローコスト→ロープライスという図式が完成します。
それはひとつのビジネスモデルのケースとなり、
それによって、わたしたちは安全で安価な食生活(安全は最近微妙ですが)を手に入れることができました。


そしてそのアンチテーゼ的な意味も含めて、
食べ物を食べるって価値と違う軸での価値を提供するってスタイルとして、
スターバックスを代表する様々な企業、店舗は誕生してきます。
空間そのものに価値をつけていくスタイルですね。


社会学者の古市憲寿氏とフリーライターの中沢明子氏の共著で『遠足型消費の時代』という書籍があるんですが、この本で著者らはキラキラを消費する行動を「遠足型消費」と名づけて、大変豊かな消費行動だってしてます。

コストコIKEAなんかで買い物をすること
ZARAH&Mでファッションを選ぶこと
DEAN&DELUCAで食材を買ったり、ルクエのスチームケースで料理したりすることは
全部この遠足型消費ってことらしいです。
対義語としては「海外旅行型消費」。
文字どおりバブル真っ只中がそうであったように、対価としてハイクオリティを求めるものってことです。

なんとなく分かります。


そう考えると、たしかにスターバックスはちょっとだけ遠出する、
まさに遠足に行くって次元での消費の仕方であり、時間の使い方である気がします。
そして、生活する私たちも、それくらいの”心地よさ”を求めて、日々情報をチェックしたり、
それくらいの暮らしは守れるような収入を求めてる気がします。


こういう時代になってくると極端に”スターバックス化”に走りたがる企業やお店もいますが、
今の世の中、まんま同じことをやって通用する業界は無いような気がします。

むしろこんな時代だからこそ、マクドナルドっぽさも取り入れながら、バランスをとっている感覚に優れたところが強い印象も受けますね。
ハイブリッド的って考えがこれからのスアンダードになるかもしれません。


参考になりましたら幸いです。
いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。