工場見学にみる情報の置き方 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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工場見学。
そのイメージっていうと、会社として仕入先を見に行ったり、マニアックな工程をその筋が好きな人が見に行ったりといった、「専門性」を見せるって感じでした。


ところが最近はもっと一般化してきます。
食品なんかの工場では、製作工程を見せることによって「安全性」って意味でも情報を発信することに成功してるいい例です。




このように「ものをつくる」ってことそのものを見せる商品として考えると、その全体の流れをデザインすることが必要になってきます。


博物館や動物園なんかと基本的には同じ流れですが、
まずは「動線」の表現です。
「順路」とかそういった案内です。

つねに案内係のスタッフが付いてまわるような環境ならいいですが、
同一方向に見学者が同じ流れで進むように設計する必要があります。

一般的には矢印のサインが多いですが、
単純に「順路」ってするだけでなく、
次のゾーンの説明などをさりげなくいれたりすると、
先に進むワクワク感を演出したりできます。


加えて、各工程の説明などの情報掲示サイン。
実際に動きのあるものに対しての説明になりますので、
ある程度の大きさの表示が必要になります。
また、デジタルサイネージなんかで、動的な説明をすると、
案内人と同等、もしくはそれ以上のパフォーマンスでお客様に対応することも可能です。


もう一つは施設内の案内。
工場見学という特徴がら
トイレやインフォメーションの情報なんかは動線の途中でも
ある程度把握しやすいところにあると安心感につながると思います。


まだまだツアー的に案内する形式が多いですが、
わざわざ「人がつくる」ってところに付加価値が付いてくるようになれば、
これからはもっとふつうに「工場見学」ってサービスがでてくるはずです。



参考になりましたら幸いです。
いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。