写真画像をトリミングで効果的にレイアウト | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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カメラの技術が上がってきて、販促物の写真画像を自前で用意する機会は増えてきてると思います。そのような中、画像そのもののクオリティがあがっても、それをレイアウトする上での技法がいまいちだと、最終的な販促物もわかりづらくなってしまいます。

ここではトリミングという点にしぼり、深堀してみましょう。


■トリミングの目的

販促物などに使われる写真画像はそのまま使われることはほとんどなく、背景などの余分な情報を切り取り、重要な部分や見せたい箇所を強調して使用します。
これを「トリミング」といい、この知識を理解することによって、写真の撮影においてもそれを踏まえた構図でおこなうことができます。

イメージを漠然と伝えたいケース
具体的なひとつの情報として伝えたいケース。
写真自体の内容はもちろん、トリミングの仕方も変わってきます。

レイアウトの最終形態からの逆算も必要。
一般的なレイアウトだと全体の印象を決めるメインの写真画像に、イメージ写真を持ってくる場合が多いです。
その場合、レイアウト時の配置でどれくらいの大きさで持ってくるか、そのほかの説明的な画像をどのように配置、トリミングするかといった全体のバランスをとっていく必要があります。




■具体的方法と効果

その写真画像の被写体でなにを伝えたいかということ。
掲載目的やその画像にこめられたメッセージや意味をはっきりさせることです。

被写体そのものの形状や特徴を強調させたい場合は、その部分、もしくは被写体そのものを中心としたトリミングをする必要があります。


反対にシチュエーションも含めて表現したい場合は、被写体と背景を合わせてのバランスを考えてトリミングを行います。この場合は撮影時にバランスを取ったほうが合わせやすいので、トリミングは最小限になります。被写体以外の情報(下の写真だと木や棚)の配置や配分を意識します。



被写体のポイント強調において、さらに具体的な手法として。

見せたい部分をクローズアップする方法と、



あえて見えない部分を作り想像させる方法
との2種類があります。





この二つの構図を意識しながら行うと、目的にあったトリミング、レイアウトがしやすくなります。




トリミングという行為ひとつをとっても、目的ということを意識して行うことが非常に重要になってきます。
せっかくいいカメラのいい写真をとっても、その効果が半減どころかマイナスになってしまうケースもあります。

テクニックどうこうよりも「何を伝えたいか」。目的を意識していきましょう。



参考になりましたら幸いです。

いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。