Boa Noite
Haddad政権になって約１年が経過しましたね
彼が掲げたマニフェストには
「市内に約１５０㎞のバス専用レーンを導入する」
という項目が盛り込まれていました
確かにこの１年で凄い勢いでバスレーンが増えたけれど
その効果に対して自分を含めて、多くの人が疑問を抱いております
＊先月号の「Epoca」誌の表紙
確かにバス専用レーンの設置でバスの平均速度が２０～５０％増加したけれど
まだまだ多くの問題を抱えております
政府としては
このバスレーンの設置で通勤や通学で車を使う人を減らすのが狙いなんだけど
今までは経済を活性化する為に自動車を購入する時の税金を引き下げてたので
凄い勢いで車の台数が増えました
＊だからバスレーンは今までの政府の策とは逆方向を歩んでます
それに対して古い車を減らす為の「車検制度」等が存在しないので
日に日にサンパウロの渋滞は悪くなる一方です
車が増えるのに対して、走るスペースは少なくなるので
毎日が写真のような大渋滞に
しかもこれだけ一般のレーンが混んでるのにも関わらず
バスレーン数分に１台の間隔でしかバスが通らない場所も多いので
普段、運転する人からすると本当に
バス専用レーン＝邪魔なもの
なんだよねぇ～
百歩譲って・・・
このバスレーンで恵まれてる人もいるから
それが許せても
バスレーンを地下鉄が通ってるのと同じ通りに設置するのは正直
賛成できない
だって電車や地下鉄があるならバスいらなくない
更にこのバス専用レーンの設置費用なんだけど
１キロメートルあたり
驚きの
・・・
・・
・
R$２１，０００，０００（約１０億円）
えっ
どーいう計算をすればこの金額になるのかが知りたい
しかも今までは乗客がいる時に限って
タクシーもバス専用レーンが使えたんだけど
来月以降それも禁止になるのかも～
多くの人が車を通勤を選ぶ理由として
快適性（電車やバスはエアコンが設置されない車両も多く、人ごみが凄い）
治安（車に比べてバスでは強盗に遭う確率が高い）
があるから
政府はこのバス専用レーンだけに頼らずに
何でもっとフレキシブルな対応をとって
アメリカみたいに「HOVレーン」を導入したり
日本みたいに「車検制度」を導入して
渋滞の引き金になる古い車（故障車）を減らしたり
大規模な計画を立てて幹線道路を一新しないのかなぁ
と今日の夕方に渋滞に捕まりながら思ったのでした
このブログの読者でSPで運転してるは少ない人と思うけど
いるならきっと同じような事を考えてるに間違いないハズ
TCHAU