米国石油協会 (API) が2月3日発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は変わらずから30万バレル減少の事前予想に対し前週比1,108万バレル減でした。原油在庫は2週連続の減少となりました。

WTI 原油先物取引の現物受渡し地クッシングの原油在庫は前週比139万バレル減。前回に続く減少です。

ガソリン在庫は40~130万バレル増加の予想を超える前週比474万バレル増、中間留分在庫は240~350万バレル減少の予想に対し前週比481万バレル減となっています。

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原油相場はは大きく続落です。週明けの時間外取引は前週末水準から$1/bbl程度の窓を空けて始まり、更に下げを続けました。その後$61/bbl台半ばで支えられると一服し、$62/bblを挟んだ展開となっています。

2月2日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$3.07安の$62.14/bblで、引け後の時間外取引は$62/bbl台前半です。

 

イラン情勢緊張の思惑が後退し、1月の急上昇に対する警戒感もあって買いが維持できなくなっています。

また、1月半ばの99ポイント台から下旬には95ポイント台まで下げたドル インデックスが反発途上にあり、商品相場を圧迫する環境となりました。

 

OPEC+ 有志8か国は、昨年11月に決めた今年1~3月の生産量据え置きで自主減産の段階的縮小を一時停止する計画を維持することを確認しました。

有志国らは日量165万バレルの自主減産について、昨年10月から段階的縮小を始めています。

注目される4月の計画は、3月1日の次回会合で決まる予定となっています。

 

ただ、OPEC の閣僚監視委員会では特に新たな提言は無く、現時点で需給見通しに大きな変化が無い事をうかがわせます。

2026/2/2
NYMEX WTI Mar: $62.14/bbl ( -3.07 )
20日移動平均: $61.08 ( +0.11 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $65.86/ -2σ: $56.31
 幅: $9.55 ( -0.26 ) / 100日平均: $5.29
ボラティリティ
 37.81 ( +4.78 ) / 100日平均: 25.92

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原油相場は4営業日振りに小幅反落です。前日引け後の時間外取引は軟調に始まりましたが、ウォーシュ氏のFRB議長就任見通しでドル高に向かい商品相場に重石となりました。

1月30日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比21セント安の$65.21/bblで、引け後の時間外取引は$65/bbl台後半です。

 

原油相場の月足は7か月振りの陽線となりましたが、$65/bbl大台半ばは過去の経緯から見てレンジ圏の大きな境界と考えられます。

明確な根拠のない心理的な境界線に過ぎないとはいえ、日量300万バレルに近い膨大な供給過剰に対して起こるかどうかもわからない供給懸念で心理的に上昇する相場には、こうした心理的な節目は重要です。

 

ただ、イラン情勢が極端な供給懸念につながるかは疑問です。

国内の混乱が続いているものの、革命防衛隊としては体制を守るため欧米からの介入を避けるべく行きすぎた弾圧には慎重にならざるを得ず、ましてホルムズ海峡封鎖などのような周辺への混乱の拡散で直接的軍事介入を正当化するような行動に出る可能性は低いと思われます。

ベーカー ヒューズによると、1月30日時点の米国の油井リグ稼働数は前週比変わらずの411基でした。前年比は68基減少です。

引け後に米国商品先物取引委員会 (CFTC) が発表した1月27日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによる WTI 原油先物の買い越し幅は前週比24.3%増で再び拡大です。

 (参考図表)

総取組高は前週比3.6%の増加で、200万枚台を回復しています。

2026/1/30
NYMEX WTI Mar: $65.21/bbl ( -0.21 )
20日移動平均: $60.97 ( +0.45 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $65.88/ -2σ: $56.07
 幅: $9.81 ( +0.83 ) / 100日平均: $5.23
ボラティリティ
 33.03 ( -0.28 ) / 100日平均: 25.79

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原油相場は3営業日続伸で、$60/bbl大台半ばに至りました。新規材料はありませんが、イラン情勢などを材料に上昇が続きます。

1月29日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$2.21高の$65.42/bblで、引け後の時間外取引は$65/bbl台半ばです。

 

世界の石油需給バランスは大幅な供給過剰が続いていますが、原油相場はおおよそ半年くらいのスパンで周期的な急騰を繰り返しており、今回もそれに当たると思われます。

直近の往来圏であった$50/bbl大台後半を過信した市場参加者による逆張りが、踏み上げを誘う展開です。

 

ただ、大台半ばという価格帯はここ数年レンジ相場の強力な境界となってきたことから、上昇もそろそろ終わりということも考えられます。

このまま価格帯が変わって$60/bbl大台半ば~$70/bbl大台半ばのレンジに移行するには、余りにもファンダメンタル的な背景が不足しているからです。

 

日量300万バレル近い供給過剰下ではイランの供給不安も大きなものではなく、そもそも極端な事態はあっても長期化が見込めません。ベネズエラの恒常的な供給途絶は過去のものになりつつありますし、長期的な上昇相場を望める環境になっていると言い難いでしょう。

2026/1/29
NYMEX WTI Mar: $65.42/bbl ( +2.21 )
20日移動平均: $60.53 ( +0.52 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $65.02/ -2σ: $56.03
 幅: $8.98 ( +1.45 ) / 100日平均: $5.16
ボラティリティ
 33.32 ( +1.57 ) / 100日平均: 25.70

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原油相場は続伸です。上昇サイクルは止まらず、昨年第4四半期のレンジ圏を上抜いています。

1月28日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比82セント高の$63.21/bblで、引け後の時間外取引は$63/bbl台半ばです。

 

供給懸念が燻る中、ドル安によるサポートが原油相場を押し上げます。

世界的な需給バランスの供給過剰は続いていますが、周期的な上昇サイクルがやや強めになっており、こういう時は強材料に反応し易くなって潮目が変わるまでは勢いが止まらない可能性もあります。

 

米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の米国の原油在庫は100~180万バレルの増加予想に対し前週比230万バレルの減少、クッシング原油在庫は同28万バレル減でした。全米在庫は3週振り、クッシング在庫は6週振りの減少となっています。

 

原油処理量は前週比日量40万バレル減で同1,600万バレル大台前半となっています。原油輸入量は前週比日量81万バレル減、輸出は同90万バレル増でした。

 

 

石油製品の総出荷量は小幅の増加で日量2,000万バレル大台を維持していますが、前年比は3週振りのマイナスでした。

2026/1/28
NYMEX WTI Mar: $63.21/bbl ( +0.82 )
20日移動平均: $60.01 ( +0.34 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $63.78/ -2σ: $56.24
 幅: $7.54 ( +0.73 ) / 100日平均: $5.11
ボラティリティ
 31.75 ( -0.56 ) / 100日平均: 25.61

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