原油相場は3営業日続伸です。前日引け後の時間外取引は$98/bbl台でやや軟調のスタートでしたが、イラン和平交渉の難航見通しが支配的となる中で節目の$100/bbl大台を超え、そこから前日のように息切れしなかったことで売り方の買戻しが上昇を加速しました。
5月12日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$4.11高の$102.18/bblで、引け後の時間外取引は$102/bbl台前半です。
トランプ大統領が11日に和平協議について悲観的なコメントを発信し、期待感の後退で買いが次第に優勢となっています。
また、EIA の短観ではホルムズ海峡封鎖を受けた足元の強烈な需給逼迫が可視化され、強い逼迫が第3四半期まで続く見通しであることも当面のファンダメンタルズの強さがうかがえます。
しかし、来年には供給の回復に需要の戻りが追い付かず、日量400万バレル規模の供給過剰が予測されています。
米国エネルギー情報局 (EIA) の5月短観によると、2026年の世界の石油需要見通しは日量1億415万バレルで前月の予想から同41万バレルの下方修正、2027年の需要予測は日量1億564万バレルで前回から同52万バレルの下方修正です。
2026年の世界の石油供給見通しは日量1億160万バレルで前回から同267万バレルの下方修正、2027年の供給予測は日量1億950万バレルで前回から同3万バレルの上方修正となっています。
EIA 推定の4月の世界の総石油供給量は日量9,455万バレルで前月比同251万バレル減でした。OPEC 推定産油量は日量1,692万バレルで前月比同138万バレルの減少です。
EIA によると、今年第2四半期の世界の石油需給バランスは日量850万バレルの供給不足、第3四半期には同440万バレルの供給不足となる見通しです。第4四半期に余剰に転じ、2027年には通年で日量400万バレルの供給過剰となると予想されています。
引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は170~230万バレル減少の予想に対し前週比219万バレルの減少、クッシング原油在庫は同176万バレル減でした。全米在庫は4週連続、クッシング在庫は3週連続の減少となっています。
ガソリン在庫は前週比50万バレル増で4週振りの増加、中間留分は同32万バレル減で7週連続の減少です。
2026/5/12
NYMEX WTI Jun: $102.18/bbl ( +4.11 )
20日移動平均: $98.20 ( +0.42 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $109.73/ -2σ: $86.66
幅: $23.07 ( +0.02 ) / 100日平均: $19.05
ボラティリティ
69.98 ( -4.60 ) / 100日平均: 57.58
![]()
にほんブログ村
