原油相場は6営業日振りに反発です。米国とイランとの交渉進展期待がやや後退し、$90/bbl割れに至った前日までの下げに対する行き過ぎ感もあって修正局面となっています。

9月23日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比1.64高の$92.16/bblで、引け後の時間外取引は$92/bbl台前半です。

 

双方首脳の国連総会演説では早期の歩み寄りの姿勢はうかがえず、和平に向けた過度な期待は萎んだものの、外交による解決の可能性に対する思惑は消えておらず市場は強気に転じたとも確認できません。

 

この日の戻りも見方を変えれば納会した10月限に対する11月限のサヤ修正の域を出ておらず、大台割れによる一服後にどうなるかは、今後の中東情勢の行方次第と言えるでしょう。

 

米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の米国の原油在庫は50~60万バレルの減少予想に対し前週比297万バレルの増加、クッシング原油在庫は同227万バレル増でした。全米在庫は4週振り、クッシング在庫は3週振りの増加です。クッシング在庫の前年比は、5月中旬以来のプラスとなりました。

 

原油処理量は前週比日量52万バレル減少で15週振りに同1,700万バレル大台を割り、秋の定修シーズン入りをうかがわせます。

原油輸入量は前週比118万バレル減で、輸出は同155万バレル減でした。

 

 

石油製品の総出荷量は小幅減少ながら日量2,100万バレル大台を維持しています。

2026/9/23
NYMEX WTI Nov: $92.16/bbl ( +1.64 )
20日移動平均: $94.61 ( -0.26 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $108.42/ -2σ: $80.81
 幅: $27.60 ( -1.85 ) / 100日平均: $22.59
ボラティリティ
 44.38 ( -0.53 ) / 100日平均: 52.86

にほんブログ村 先物取引ブログ 原油先物へ
にほんブログ村

米国エネルギー情報局(EIA)が9月23日に発表した週間統計によると、先週末の米国の原油在庫は50~60万バレルの減少予想に対し前週比297万バレルの増加です。原油在庫は4週振りの増加となりました。

原油処理量は日量1,681万バレルで前週比同52万バレル減少、輸入は日量588万バレルで前週比同118万バレル減少となっています。国内原油生産量は日量1,394万バレルで前週比同1万バレルの減少でした。

WTI 原油先物の現物受け渡し地オクラホマ州クッシングの原油在庫は、前週比10.5%増で3週振りの増加です。

石油製品の総出荷量は日量2,105万バレルで、前週比日量21万バレルの減少。高水準を維持し、前年比も前回に続き増加となっています。

ガソリン在庫は、変わらずから20万バレル増加の予想に対し前週比169万バレル減少です。
生産量は日量959万バレルで前週比同5万バレル減、出荷は日量885万バレルで前週比同5万バレル増でした。

中間留分在庫は、50万バレル減少の予想に対し前週比43万バレル減少です。
生産量は日量516万バレルで前週比同7万バレル減、出荷は日量398万バレルで前週比同47万バレル増となっています。

 (参考図表)

米国エネルギー情報局(EIA)発表の週間統計(単位:1,000bbl)
              2026/9/18  前週比  前年同期比
在庫
 原油             426,398   +2,969  +11,644
 ガソリン           206,046   -1,686  -10,523
 ジェット燃料         45,466   +128  +515
 中間留分          107,431   -428  -15,568
 重油             23,723   +705  +2,608
 クッシング原油在庫      23,748   +2,266  +10

原油輸入量(日量)       5,877   -1,181  -618
原油輸出量(日量)       3,281   -1,550  -1,203
国内産油量(日量)       13,939   -5  +438
原油処理量(日量)      16,811   -519  +335
製油所稼働率         94.0%  -2.8ppt +1.0ppt
製品輸入量(日量)       1,473   -121  -166
製品輸出量(日量)       7,872   +311  +694

にほんブログ村 先物取引ブログ 原油先物へ
にほんブログ村

原油相場は5営業日続落です。サウジアラビアの東西パイプラインが稼働再開との報道で一段安となり、新しい中心限月の11月限は$90/bblを下回っています。

9月22日の NYMEX WTI 原油先物の10月限は前日比$1.19安の$94.59/bblで納会し、11月限引け後の時間外取引は$89/bbl台後半です。

中東情勢を巡る不透明感に左右される展開が続きます。米国とイランとの交渉に対する期待感が重石となる一方、米国による対イラン圧力維持の呼びかけは先行きに不安を残します。

 

ただ、サウジの東西パイプライン再稼働により先行きの供給途絶リスクが後退し、積極的な買いは出にくい状況となっています。

 

イエメンの親イラン武装組織フーシ派による活動が続き、バベルマンデル海峡付近の航行にも不安はあるものの、パイプラインの稼働が時間を要しながらも完全復旧に向かう見通しであることから、極端な強気見通しは聞かれなくなっています。

ホルムズ海峡やバベルマンデル海峡での航行制約は原油相場のリスクとしては新味を失って久しく、生産設備への攻撃が拡大して供給停止が長期化するような見通しが強まらない限り、価格上昇を維持することは難しいと考えられます。

2026/9/22
NYMEX WTI Oct: $94.59/bbl ( -1.19 )
20日移動平均: $94.87 ( -0.03 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $109.60/ -2σ: $80.14
 幅: $29.46 ( -0.95 ) / 100日平均: $22.63
ボラティリティ
 44.91 ( -0.72 ) / 100日平均: 53.39

にほんブログ村 先物取引ブログ 原油先物へ
にほんブログ村

米国石油協会 (API) が9月22日発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は50~60万バレル減少の予想に対し前週比179万バレルの増加でした。原油在庫は前回に続く増加です。

WTI 原油先物取引の現物受渡し地クッシングの原油在庫は前週比208万バレルの増加。3週振りの増加となりました。

ガソリン在庫は変わらずから20万バレル増加の予想に対し前週比216万バレル減少、中間留分は50万バレル減少の予想に対し前週比216万バレル減少となっています。

にほんブログ村 先物取引ブログ 原油先物へ
にほんブログ村

原油相場は4営業日続落で、終値は8営業日振りに$100/bblを割りました。中東情勢を巡る不透明感が続くものの、米国とイランとの交渉進展に向けた期待感が重石となっています。

9月21日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$4.52安の$95.78/bblで、引け後の時間外取引は$95/bbl台後半です。

 

サウジアラビアとイエメンの親イラン武装組織フーシ派との間の紛争が続き、サウジの石油施設などに対する攻撃などが報じられる一方、米国とイランとの首脳会談の可能性に対する期待感が市場のリスク認識に変化を与えています。

 

中東原油の供給は、ホルムズ海峡やバベルマンデル海峡での航行妨害に加えて、サウジの東西パイプライン攻撃を受けた停止に伴う輸送の制約を受けています。ただ、航行妨害は外交交渉により早期に収束する可能性があります。

 

外交交渉の目途が立たないところにフーシ派による施設への攻撃が続いたことで供給リスクが強調され$100/bblを超えた原油相場ですが、その前提が変われば買い方は慎重にならざるを得ません。航行正常化への期待が高まった場合、市場には再び将来的な供給過剰を見据えた弱気ムードが強くなる可能性があります。

2026/9/21
NYMEX WTI Oct: $95.78/bbl ( -4.52 )
20日移動平均: $94.90 ( +0.09 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $110.11/ -2σ: $79.70
 幅: $30.41 ( -0.37 ) / 100日平均: $22.64
ボラティリティ
 45.63 ( +3.41 ) / 100日平均: 53.91

にほんブログ村 先物取引ブログ 原油先物へ
にほんブログ村