原油相場は小幅反落です。前日引け後の時間外取引は API 統計の原油在庫大幅増で軟調となり、その後切り返したものの EIA 統計でも在庫増と発表され失速しました。

2月28日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比33セント安の$78.54/bblで、引け後の時間外取引は$78/bbl台前半です。

 

この日も高値は$80/bblに届きませんでした。WTI 原油相場が$80/bbl大台を超えて上昇を続けるには、需給バランス見通しが均衡から大幅な逼迫に転ずるか地政学リスクが原油供給を現実的に脅かすまでエスカレートする必要があります。

 

各機関の2月までの予測では第2四半期以降の世界の石油需給バランスは均衡化すると見られ、OPEC+ の自主減産継続でも大きな不足になるとは思えません。そして需要予測が強気に転じる可能性も高くはありません。

 

米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は150~180万バレルの増加予想を超える前週比420万バレル増で5週連続の増加となりました。クッシング原油在庫も前週比146万バレル増で3週連続の増加です。

 

原油処理量は日量1,400万バレル大台半ばに留まり、製油所稼働率は81.5%です。原油輸入量は前週比日量27万バレル減、輸出は同24万バレル減でした。

 

 

石油製品の総出荷量は引き続き日量2,000万バレル大台を下回り、前年比は4週連続でマイナスです。

2024/2/28
NYMEX WTI Apr: $78.54/bbl ( -0.33 )
20日移動平均: $76.98 ( +0.16 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $81.18/ -2σ: $72.77
 幅: $8.41 ( +0.12 ) / 100日平均: $9.81
ボラティリティ
 26.13 ( -0.31 ) / 100日平均: 33.87

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米国エネルギー情報局(EIA)が2月28日に発表した週間統計によると、先週末の米国の原油在庫は150~180万バレルの増加予想を超える前週比420万バレルの増加です。原油在庫は5週連続の増加となりました。

原油処理量は日量1,467万バレルで前週比同10万バレル増加、輸入は日量639万バレルで前週比同27万バレル減少となっています。国内原油生産量は日量1,330万バレルで前週比変わらずでした。

WTI 原油先物の現物受け渡し地オクラホマ州クッシングの原油在庫は、前週比4.9%増で3週連続の増加です。

石油製品の総出荷量は日量1,953万バレルで、前週比日量61万バレルの増加。3週振りの増加ですが引き続き日量2,000万バレル大台を下回り、前年比は4週連続でマイナスです。

ガソリン在庫は、120~130万バレル減少の予想に対し前週比283万バレル減少です。
生産量は日量942万バレルで前週比同39万バレル増、出荷は日量847万バレルで前週比同27万バレル増でした。

中間留分在庫は、180~200万バレル減少の予想に対し前週比51万バレル減少です。
生産量は日量429万バレルで前週比同12万バレル増、出荷は日量354万バレルで前週比同40万バレル減となっています。

 (参考図表)

米国エネルギー情報局(EIA)発表の週間統計(単位:1,000bbl)
              2024/2/23  前週比  前年同期比
在庫
 原油             447,163   +4,199  -33,044
 ガソリン           244,205   -2,832  +5,013
 ジェット燃料         40,031   -1,073  +2,480
 中間留分          121,141   -510  -973
 重油             29,455   +333  -1,238
 クッシング原油在庫      30,970   +1,458  -9,748

原油輸入量(日量)       6,385   -269  +177
原油輸出量(日量)       4,728   -237  -901
国内産油量(日量)       13,300   +0  +1,000
原油処理量(日量)      14,674   +100  -305
製油所稼働率         81.5%   +0.9ppt -4.3ppt
製品輸入量(日量)       1,367   -888  -487
製品輸出量(日量)       6,012   -950  +513

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原油相場は続伸です。前日の上昇の後は頭重い展開でしたが、OPEC+ の自主減産が第2四半期にも続くとの報道で持ち直しています。

2月27日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.29高の$78.87/bblで、引け後の時間外取引は$78/bbl台半ばです。

 

今年第1四半期の世界の石油需給バランスは引き締まっていると推定されていますが、第2四半期以降は均衡化すると予想されています。

足元の逼迫は中東情勢などと共に12月後半以降の原油相場上昇基調を支えており、それだけに需給バランスの転換が3月後半以降の相場の軟化を招くと見られます。

 

そのため OPEC+ が自主減産を継続する可能性は低くありません。

 

 ■ OPEC+ to consider extending voluntary oil output cuts, sources say (Reuters)

 

ただ、それが実際にどの程度の効果を生むかには疑問もあり、産油国が危機感を高めているのは新興国からの需要の感触が思った以上に悪いのではといった憶測も招きます。

 

引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は150~180万バレル増加の予想を大きく超える前週比843万バレル増でした。前回の同717万バレルに続く大幅な増加で、4週連続の在庫積み増しとなりました。クッシング原油在庫も前週比183万バレル増で、4週連続の増加です。

 

ガソリン在庫は前週比327万バレル、中間留分は同52万バレル減り、中間留分在庫は6週連続の減少を示しています。

2024/2/27
NYMEX WTI Apr: $78.87/bbl ( +1.29 )
20日移動平均: $76.81 ( +0.22 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $80.96/ -2σ: $72.67
 幅: $8.29 ( +0.29 ) / 100日平均: $9.80
ボラティリティ
 26.44 ( -0.04 ) / 100日平均: 33.90

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米国石油協会 (API) が2月27日発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は150~180万バレル増加の事前予想を大きく超える前週比843万バレル増でした。原油在庫は4週連続の増加となりました。

WTI 原油先物取引の現物受渡し地クッシングの原油在庫は前週比183万バレル増。こちらも4週連続の増加です。

ガソリン在庫は120~130万バレル減少の予想を上回る前週比327万バレル減、中間留分在庫は180~200万バレル減少の予想に対し前週比52万バレル減となっています。

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原油相場は反発です。週明けの時間外取引は前週末の下げを引き継いで頭重い展開で始まりましたが、$75/bbl台で下げ渋ると反発に転じています。

2月26日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.09高の$77.58/bblで、引け後の時間外取引は$77/bbl台半ばです。

 

足元の世界の需給バランスは引き締まっているものの、第2四半期以降は緩む可能性が高い見通しです。

$70/bbl大台での往来でこの水準から大台前半への下げに向かった場合、その下げサイクルが終わって上昇に転じても需給バランスの変化を先取りした重石に圧されてしまいます。

 

であるならば、需給の逼迫と中東情勢という2つの支援要素がある間は12月後半以降の上昇トレンドを崩さないように下げ渋るのも、理にかなった展開と考えられます。

 

とはいえ、$80/bblを超えて上昇するには新しいシナリオが必要で、現状ではそこまでの動きにはなれません。

2024/2/26
NYMEX WTI Apr: $77.58/bbl ( +1.09 )
20日移動平均: $76.60 ( +0.10 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $80.60/ -2σ: $72.59
 幅: $8.00 ( -0.06 ) / 100日平均: $9.79
ボラティリティ
 26.47 ( +0.32 ) / 100日平均: 33.85

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