原油相場は反落です。前日引け後の時間外取引は新規材料難で薄商いの中軟調を続け、ニューヨーク時間帯の朝方は下げを加速したものの大台割れを前に$101/bblで支えられると値頃の買いを集めて下げ幅を削りました。

5月5日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$4.15安の$102.27/bblで、引け後の時間外取引は$100/bbl台半ばです。期近2限月の逆ザヤは前日から限定的に縮小した$4/bbl台前半で、リスクプレミアムの低下がうかがえます。

 

イラン革命防衛隊による船舶攻撃の報道は続くものの、米軍は停戦の継続を公表しており紛争が大規模再開する懸念は後退しています。

そもそも海上保険が正常化するまでホルムズ海峡の航行が元に戻らないのは今に始まったことでは無いため、イランによる小規模な妨害では地政学リスク拡大を意識させるには十分とは言えません。

 

午後になってトランプ大統領が米海軍によるホルムズ海峡の航行支援策を一時停止すると表明し、軍事行動の縮小が和平交渉の進展に対する期待感を背景に供給懸念を後退させ WTI 相場は一時$100/bblを割る場面がありました。その後は、米国在庫の大幅減少が下値を支えています。

引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は230~280万バレルの減少予想を大きく超える前週比814万バレルの減少、クッシング原油在庫は同105万バレル減でした。全米在庫は3週連続、クッシング在庫も前回に続く減少です。

 

ガソリン在庫は前週比611万バレル減で3週連続の減少、中間留分も同464万バレル減で6週連続の減少となっています。

2026/5/5
NYMEX WTI Jun: $102.27/bbl ( -4.15 )
20日移動平均: $98.67 ( +0.38 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $110.23/ -2σ: $87.10
 幅: $23.12 ( -3.66 ) / 100日平均: $18.07
ボラティリティ
 91.98 ( +0.90 ) / 100日平均: 54.94

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