原油相場は小動きです。$70/bbl大台を割れ、徐々に下値を探る展開となっています。

2月26日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比31セント安の$68.62/bblで、引け後の時間外取引は$68/bbl台後半です。

 

ウクライナの停戦に向けた動きが連日報道され、対露制裁の緩和による供給増加の思惑が市場を支配しています。

供給懸念の思惑と需要不安との綱引きで動いてきた原油相場ですから、供給懸念の後退は上値を重くします。

 

米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の米国の原油在庫は170~260万バレルの増加予想に対し前週比233万バレルの減少で、クッシング在庫は同128万バレル増でした。全米在庫は5週振りの減少、クッシング在庫は3週連続の増加です。

 

原油処理量は前週比日量32万バレル増ですが、引き続き同1,500万バレル大台に留まっています。原油輸入量は前週比日量10万バレル増、輸出は同19万バレル減少となりました。

 

 

石油製品の総出荷量は、3週振りに日量2,000万バレル大台を回復です。前年比は8週連続でプラスとなっています。

2025/2/26
NYMEX WTI Apr: $68.62/bbl ( -0.31 )
20日移動平均: $71.51 ( -0.30 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $74.06/ -2σ: $68.96
 幅: $5.10 ( +0.40 ) / 100日平均: $7.82
ボラティリティ
 22.01 ( -0.36 ) / 100日平均: 29.25

にほんブログ村 先物取引ブログ 原油先物へ
にほんブログ村