原油相場は3営業日続伸で、高値は9月初め以来の$74/bbl台に達しました。
10月3日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$3.61高の$73.71/bblで、引け後の時間外取引は$73/bbl台後半です。
需要不安の根源となっている中国は国慶節連休中で新規のネガティブなニュースの発信がなく、一方でイスラエルによるイランの石油関連施設攻撃の憶測が市場の強気ムードを煽っています。
WTI 相場は、7月初めからの下げトレンドを脱しました。
とはいえ、戦闘が予想通りにエスカレートしない場合、需要不安や12月からの OPEC+ の段階的減産縮小の開始が再び相場を圧迫することになります。
制裁により欧米や日本などへの輸出がほぼ止まっているイラン産油の最大の調達国は中国で、イランの供給減少は中国の需要鈍化で相殺される可能性もあります。
2024/10/3
NYMEX WTI Nov： $73.71/bbl ( +3.61 )
20日移動平均： $70.57 ( +0.33 )
ボリンジャーバンド
+2σ： $74.33/ -2σ： $66.81
幅： $7.52 ( +1.00 ) / 100日平均： $8.88
ボラティリティ
35.38 ( +4.59 ) / 100日平均： 27.85
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