原油相場は3営業日続伸で、$70/bbl大台後半となりました。先週末の上げから一旦は落ち着いて始まった時間外取引ですが、その後上昇を再開しています。
8月26日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$2.56高の$77.42/bblで、引け後の時間外取引は$77/bbl台前半です。
リビアの出荷停止が強材料視されています。
■ リビア東部政府、石油生産・輸出全面停止-中銀総裁人事で西部と対立 (ブルームバーグ)
月初に同国西部のシャララ油田で操業が止まり、それが再開したかと思ったら今度は東部でより大規模な出荷停止です。
政情が定まらない同国では、何等かの政治的な対立があると石油生産が頻繁に止まります。施設が傷つけられることはないため、その後何事も無かったかのように供給が再開されますが、今年は昨年に比べて停止が多いように思われます。
9月に向けて世界の需給バランスが引き締まる見通しであることから、こうした供給障害が影響力を強めるのは自然な流れです。
また、$70/bbl大台での往来という足元の展開からも、WTI 相場にはまだ少し上昇余地があり上値は軽くなりがちと言えます。
2024/8/26
NYMEX WTI Oct: $77.42/bbl ( +2.59 )
20日移動平均: $76.05 ( +0.14 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $80.32/ -2σ: $71.79
幅: $8.52 ( +0.16 ) / 100日平均: $8.24
ボラティリティ
38.25 ( +1.48 ) / 100日平均: 23.22
にほんブログ村