原油相場は続落です。前日引け後の時間外取引は頭重い展開で始まり、ニューヨーク時間帯の朝方には少し反発を示したものの買いが続きません。
8月19日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$2.28安の$74.37/bblで、引け後の時間外取引は$74/bbl台前半です。
中国の需要に対する不安や、ガザの停戦期待感などが重石となっています。
今月発表の各機関の需給見通しは引き続き供給不足を予想するものでしたが、前提となる需要予測に変化の兆しがあるため不安心理が働いています。
そして、心理的に原油相場を支えて来た地政学リスクの思惑も後退では、素直に需給バランスを反映した動きにはなり辛い展開でしょう。
政情不安で今月上旬に生産の停止したリビアのシャララ油田ですが、回復傾向という報道もあります。
■ Production at Libya's Sharara Oilfield Up to 85,000 bpd (Offshore Engineer)
同国の生産は武装勢力間の実力行使により時折停止しますが、大抵はしばらくすると通常生産が回復します。
2024/8/19
NYMEX WTI Sep: $74.37/bbl ( -2.28 )
20日移動平均: $77.10 ( -0.29 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $80.79/ -2σ: $73.41
幅: $7.38 ( -0.33 ) / 100日平均: $8.21
ボラティリティ
36.33 ( +1.28 ) / 100日平均: 22.46
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