原油相場は4営業日続伸です。終日底堅い値動きで、$76/bblを割っては支えられることを繰り返しながら徐々に価格水準を引き上げました。
8月9日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比65セント高の$76.84/bblで、引け後の時間外取引は$76/bbl台後半です。
需要不安は消えていませんが市場は落ち着きを取り戻しており、需給の逼迫化を映して底練りあるいは上昇のサイクルに移行して行くものと思われます。
ベーカー ヒューズによると、8月9日時点の米国の油井リグ稼働数は前週比3基増の485基でした。前年比は40基減少です。
引け後に米国商品先物取引委員会 (CFTC) が発表した8月6日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比13.4％減で3週連続の縮小です。買い玉の減少もありますが、売り玉が6月中旬以来の水準へと増えています。
（参考図表）
総取組高は前週比2.3%の増加です。3週振りの増加で180万枚大台を回復しました。
2024/8/9
NYMEX WTI Sep： $76.84/bbl ( +0.65 )
20日移動平均： $77.05 ( -0.02 )
ボリンジャーバンド
+2σ： $82.96/ -2σ： $71.14
幅： $11.82 ( -0.65 ) / 100日平均： $8.07
ボラティリティ
32.62 ( +0.27 ) / 100日平均： 21.64
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