原油相場は3営業日続伸です。前日引け後の時間外取引はやや頭重い展開となったものの、$75/bbl割れはサポートされました。

8月9日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比96セント高の$76.19/bblで、引け後の時間外取引は$75/bbl台後半です。

 

証券市場は落ち着きを示していますが、下げ止まっただけで大きな回復が始まったわけではありません。

原油相場も7月初めに始まった下降トレンドを脱してはいません。月初には下げサイクルから底練りの段階に移行したかに見えたものの、その後の下げで状況が変化しています。

 

需要不安の拡大で需給バランス見通しが大きく変わるようだとシナリオを見直す必要もあるでしょうが、今週発表された EIA 短観ではまだそこまでの動きは見られませんでした。

 

政情不安で生産の停止しているリビアのシャララ油田で、フォースマジュールが宣言されています。

 

 ■ Force Majeure Declared at Libya’s Largest Oilfield (OilPrice.com)

同油田の生産量は日量30万バレルですが、世界の石油需給バランスが次第に逼迫する見通しであることから、一定の影響が見込まれます。

2024/8/8
NYMEX WTI Sep: $76.19/bbl ( +0.96 )
20日移動平均: $77.07 ( -0.09 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $83.31/ -2σ: $70.83
 幅: $12.47 ( -0.58 ) / 100日平均: $8.01
ボラティリティ
 32.35 ( +0.34 ) / 100日平均: 21.54

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