原油相場は反発です。前日引け後の時間外取引は API 統計の原油在庫大幅減少にも関わらず小動きに留まり、それを上回る EIA 統計の在庫減でも大きな動きにはなりませんでした。その後、祝日前の玉整理で上昇したものの、前日高値水準には届いていません。

7月3日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.07高の$83.88/bblで、引け後の時間外取引は$83/bbl台半ばです。

 

米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の米国の原油在庫は15~110万バレルの減少予想を大きく超える前週比1,216万バレルの減少でした。同916万バレル減の API 統計の数字も上回っています。一方、クッシング原油在庫は前週比35万バレル増で、API 統計同様に小幅の増加です。

 

原油処理量は前週比日量26万バレル増と4週振りに増加し、輸入の同6万バレル減に対し輸出は同49万バレル増でした。

 

 

石油製品の総出荷量は日量2,100万バレル台に乗せていますが、前年比はマイナスです。

 

ハリケーン ベリルは一旦勢力を落とした後、メキシコ湾で再びハリケーンに成長すると予想されています。

 

 

現在の予想進路は米国やメキシコの海洋油田地帯直撃を避けるルートですが、波浪による影響は出るのでしょう。


2024/7/3
NYMEX WTI Aug: $83.88/bbl ( +1.07 )
20日移動平均: $80.75 ( +0.33 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $86.09/ -2σ: $75.41
 幅: $10.68 ( -0.82 ) / 100日平均: $7.64
ボラティリティ
 18.51 ( -1.07 ) / 100日平均: 21.87

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