原油相場は反落です。高値・安値共に前日比若干切り上がっているものの、頭重い展開を抜け出せませんでした。

6月25日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比80セント安の$80.83/bblで、引け後の時間外取引は$80/bbl台後半です。

 

足元の世界の需給バランスは逼迫しており、先行きも供給不足は続く見通しながら不足幅が後退という状況から、原油相場は底堅い一方で上値も軽くならない状況が続きます。

 

地政学リスクなり景気に対する楽観ムードなりの追い風が無いと、一段の高値は難しいのでしょう。

このまま上昇が行き詰まるようだと、一旦は修正の下げサイクルに入って仕切り直しという展開が予想されます。

 

引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は230~300万バレル減少の事前予想に対し前週比91万バレル増でした。クッシング原油在庫は同35万バレルの減少となっています。

 

ガソリン在庫は減少予想に対し増加、中間留分は小幅の減少でした。

2024/6/25
NYMEX WTI Aug: $80.83/bbl ( -0.80 )
20日移動平均: $79.27 ( +0.16 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $84.45/ -2σ: $74.09
 幅: $10.36 ( +0.27 ) / 100日平均: $7.46
ボラティリティ
 26.06 ( +0.20 ) / 100日平均: 22.20

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