原油相場は3営業日続伸です。$80/bbl大台に乗せた達成感があるものの積極的に売る要素も見当たらず、ジリジリと上昇しています。EIA 統計で製品出荷が大きく伸びたことも支援材料です。
6月20日の NYMEX WTI 原油先物7月限は前日比60セント高の$82.17/bblで納会し、8月限引け後の時間外取引は$81/bbl台前半です。
当面の世界の需給が締まる見通しであることから市場は強材料に反応し易く、原油供給に影響を与えない中東情勢などにも関心が寄せられます。また、需要不安もやや後退しています。
米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の米国の原油在庫は200～230万バレルの減少予想に対し前週比255万バレルの減少です。クッシング原油在庫は同31万バレル増でした。
原油処理量は前週比日量28万バレル減で2週連続の減少ですが、引き続き同1,600万バレル大台後半と高水準を維持しています。原油輸入量の前週比日量125万バレル減に対し、輸出は同123万バレル増でした。
石油製品の総出荷量は前週比日量186万バレルの大幅増加で、3月下旬以来の高水準となりました。
2024/6/20
NYMEX WTI Jly： $82.17/bbl ( +0.60 )
20日移動平均： $78.65 ( +0.37 )
ボリンジャーバンド
+2σ： $83.26/ -2σ： $74.03
幅： $9.23 ( +0.81 ) / 100日平均： $7.42
ボラティリティ
26.40 ( -0.09 ) / 100日平均： 22.30
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