6月19日の NYMEX WTI 原油先物は奴隷解放記念日の祝日のため休場で、時間外取引は$81/bbl台半ばです。
大きな新規材料はなく、原油相場は$80/bbl大台での小動きとなっています。新しい中心限月の8月限も一時$81/bbl台を付けており、底堅い印象を与えます。一方で、上げの目標達成感が出ていることも否めません。
第3四半期中の世界の石油需給バランスは第2四半期の平均より逼迫することが確実視されていますが、EIA によると実は逼迫がピークなのは第3四半期ではなく6月でその後はやや緩むという見通しも買い手を慎重にさせます。
アルベルトと名付けられたメキシコ湾の熱帯性暴風雨は、現地時間の未明にはメキシコ中部に上陸すると予想されています。同国の油田地帯は南部に集中しているため、米国と共に生産への影響は小さいと思われます。
ただ、テキサス沿岸では高波が予想されており、出荷や輸送に影響が出ているのでしょう。
EIA の在庫統計は、祝日のため20日発表となります。
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